出展コンセプトがバシっと決まる瞬間

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

お天気が悪いですね。今日はこれから東京にむかうのですが(^^;; そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

出展コンセプトを考える順番と考え方

昨年に引き続き今年も名古屋にてあいち産業振興機構さま主催の展活セミナーという連続講座の講師をさせていただいています。今年はすでに1講が終わり来週2講があります。

1講ではコンセプト明確化ワークをやりました。コンセプト明確化ワークとは誰に何を伝えるための出展かを明確にするために下の画像のような出展コンセプトを作るワークショップのことです。製品(技術・サービス)の価値・強み、伝えたいお客さん、その人が求めていること・困っていること、その人に提供できることを下記の画像のように簡潔な言葉にしていきます。

1講で作ったコンセプトの初稿を会社に持ち帰って考えていただき、2講で改めて発表いただきます。なので今ごろきっと皆さんコンセプトを考えておられることでしょう。

コンセプト明確化ワークの特徴伝えたいお客さんから書き始めることです。通常、価値・強みから考えたくなると思いますが、展示会の目的は見込み客に自社の価値・強みを伝えることなのでまずは伝えたいお客さんを明確にする必要があるのです。

伝えたいお客さんをまずは思いつくままに書き出していき、その人が困っていることや求めていることを挙げていきます。次にその人に提供できることを書き出し、その根拠となるような価値・強みを考えます。

出展コンセプトがバシっと決まる瞬間というのがあって、それは伝えたいお客さんが本当に明確に見えたときです。これはなかなか最初の1周目では見えてきません。1~4の順番で2、3周まわしてみたときに「これだ!」と思える伝えたいお客さんが見つかる瞬間があります。ここが見つかる瞬間に何度も立ち会ってきましたが、これがなかなかの快感です(笑)。

コンセプト明確化ワークは誰に何を伝えるための出展かを明確にするためのワークですが、皆さん“何”はすでに決まっている場合がほとんどなのであとは“誰”を見つけるだけなんですよね。もっとも自社の価値・強みが活かせる伝えたいお客さんは誰なのか。この“誰”がバシっと決まるとあとはチラシ作り~ブース作りという具体的な作業に入っていけます。

展活セミナー2期の参加企業の皆さんは今現在この生みの苦しみの中にいらっしゃることと思いますが、この先には見つかったときの快感が待ってますから今この時間もなるべく楽しみながら乗り切っていただけたらと思います。

まとめ

今朝のブログは出展コンセプトがバシっと決まる瞬間について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。