問題解決型展示会のありがちな間違い

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

晴れの日が続いていい感じ。明日からの連休もいいお天気になりそう。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

お客さんが解決したいのはそこじゃない!!

私のブログや展活サイトのマニュアルを読んでくださった方や、私の単発セミナーを受講くださった方がご自分で試行錯誤しながら展示会を作られたときに結構よくある間違いがあります。

いや、別に間違いではないのかもしれません。惜しい!といえばよいのでしょうか。例えばこんな感じ。(実例そのままではなく少し変えています。)

売りたいもの:集塵機
伝えたいお客さん:粉じんが出る工場の設備担当者

キャッチコピー「集塵機の問題解決!」

惜しいーーー!! けど、決定的にちーがーうー!!!

お客さんが解決したいのはそこじゃないんです。お客さんは集塵機の問題を解決したいのではなく、粉じんの問題を解決したいんです。

正解は「粉じんのお悩みを解決!」です。

似た例は他にもいろいろとあります。あなたが売りたいものが砥石としましょう。
「砥石の問題解決」は間違い。正解はその砥石が何のために使われるかによりますが「研磨の問題を解決」または「切れ味のお悩みを解決」です。お客さんは砥石がほしいのではなく、何かを磨きたい何かがある、または刃物の切れ味で困っているんです。

この違いは一見、些細な差異に見えるのですが、実はお客さんに伝わるか伝わらないかという点において大事なことなのです。自分が売っているものが「集塵機」ととらえるか「粉じんのお悩みを解決してさしあげること」ととらえるかで、説明は変わります。説明が変われば伝達力はまったく変わります。

どちらがお客さんに伝わるかというともちろん「粉じんのお悩みを解決してさしあげること」ととらえている人の説明です。お客さんは集塵機がほしいのではなくて、粉じんの問題を解決したいのです。

問題解決型の展示会を作ったぞ!で満足せず、このポイントを外していないか今一度チェックしてみていただければと思います。

まとめ

今朝のブログは問題解決型展示会のありがちな間違いについて書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。