経営者に知っていただきたい講演作り2

おはようございます。
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

久しぶりに雨が降っています。今日はメッセナゴヤの搬入日なので雨はキツイですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

大学生向け講演作りのお手伝いをしました その2

昨日から「経営者に知っていただきたい講演作り」というタイトルで大学生向け講演作りのお手伝いをした経験をもとに、何かと人前で話す機会が多い社長さんたちにぜひ知ってほしい講演の作り方について書いています。

1日目の昨日は1つめのポイントとして「伝えたい人は誰かを明確にする」というテーマで書きました。

>>経営者に知っていただきたい講演作り1

今日は2つめのポイントを書いていきます。

シナリオ構成

2つめのポイントはシナリオ構成です。まずは今回伝えたい人である“中小企業の経営に興味がある大学2回生と3回生”が45歳の中小企業経営者である平野さんに聞きたいであろうことをランダムに書き出していきます。

次にそれに対して平野さんだからこそ伝えられることを書き出していきます。もうこれ以上出ないというところまで出し切ったらそれらのトピックスを整理していきます。大事なのはそこから何をチョイスしどういった順番で伝えれば良いのか、です。

いろいろ考えた結果、できた章立ては下記のとおりです。

はじめに 自己紹介(自社紹介)
第1章 中小企業ではたらくことのリアル
第2章 自分に合った中小企業の選び方
第3章 あなたが“今”やったほうがいいこと

どうですか? 今、あなたが大学2回生、3回生だとしてもちょっと聞きたくなりませんか?

シナリオ構成はめちゃめちゃ大切です。中小企業経営者の話で何が聞きにくいってこの章立てがないことなんです。ただダラダラと自分がやってきたことを話たり、話があっちこっちにいってしまったりして、聞く側に負担を強いるようなことが多いんです。

たまに「60分の持ち時間なのに90分も喋ってしまったわー!」とまるで武勇伝かのように話す社長がいますが、開催側にも学生にも迷惑でしかありません。多少のアドリブは盛り上げるためにも必要ですが、その場の思いつきで喋ることを足していくと際限なく長くなりますし、聞く側が混乱し、本当に伝えたかった軸がブレてしまうので、あらかじめ聞く側が聞きやすい流れを作り、その流れに沿って話すことが大切です。

シナリオ構成の大切さや具体的なノウハウについては立石さんの著書『セミナー講師の教科書』に詳しく書かれているので興味ある方は読んでみてください。

以上が経営者に知っていただきたい講演の作り方2つ目のポイントでした。明日3つ目のポイントを書いたら、このシリーズは完結予定です。明日もお待ちしています(^^)。

まとめ

今朝のブログは経営者に知っていただきたい講演作り2というタイトルで2つ目のポイントについて書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。