中小企業のための展示会活用術1

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は一日中雨みたいですね。花散らしの雨となることでしょう。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

展示会は儲かるのか?

今日と明日は展示会に出展するかどうか迷っている人の背中を押すこと、をテーマにブログを書いてみたいと思います。展示会に出すかどうか迷っている人が最初に気になるポイントはズバリ「儲かるの?」というところですよね。まずはそこから。

シンプルに儲かっている企業もあります。例えば大阪にしか拠点がない企業で、そこそこ大きな機械を扱っている場合、実際に見に来ていただければ機械の良さが伝わり買っていただける確率がグッと上がるけれども、なにぶん機械が大きいので持ち歩いて営業をするわけにもいかない。そんなとき展示会は出張ショールームとしての役割を果たします。東京・名古屋・福岡で毎年1回ずつ出展し、その地域の見込み客に実際に機械を見ていただく場として活用しておられる、という例です。

また、展示会は主催者が大企業の開発担当者や購買担当者を誘致してくれるので、普通だったら相手にもしてもらえないような大企業のほうから興味を持って話しかけてきてくれることがあります。実際それで超大企業と直接取引がはじまった町工場もいくつもあります。

新製品・新サービスが生まれる

展示会はたくさんの人から思いがけないような声をいただく場でもあります。

上の画像はケイ・エイチ工業さんというプラントの設計・施工・メンテナンスをされている企業がはじめて自社製品を開発された際のPRチラシです。当初、ターゲットを建設業や製造業で日ごろからよく図面を扱っておられる方、主に男性をイメージしてネーミングをし、PRチラシを作りました。

このチラシはとても評判が良く商品もヒットしました。そんな中、展示会に出展すると建設業や製造業の男性以外にも例えばリフォーム会社のOLさんやインテリアコーディネーターさんなど必ずしも男性がターゲットではなく女性のニーズもあるということがわかりました。ただいかんせん商品名が「一発!早出しクン」(笑)。このネーミングでは女性には敬遠されてしまいます。

なのでネーミングを変更し、PRチラシも女性にも受け入れてもらえるようなデザインに変更をしました。結果、新しくターゲットとした層にも受け入れられるようになり、「Speed Scale」として生まれ変わったこの商品はますます売れるようになっていきました。

同じような例ではダイワ化工さんの事例もあるのですが、それはこちらの記事に書いたのでよかったら読んでみてください。
>>1年目の経験は2年目に活かしてこそ!

このように直接的に売上の数字には計上されないけれども大切な気付きを得られる場が展示会です。長くなってきたので、続きは明日のブログで。

まとめ

今朝のブログは中小企業のための展示会活用術1というタイトルで展示会で得られるものについて書いてみました。明日に続きます。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。