展示会ブースを取材してもらおう!

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

寒波がやってくるようですね。ついに大阪でも雪がふるのでしょうか。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

地方の企業こそ出展に合わせてプレスリリースを

2月12日(水)コロナウイルスが感染拡大する中、日本政府は中国浙江省を入国拒否の対象に追加し、更に中国に滞在する日本人に対し、早期の帰国を至急検討するよう呼びかけました。浙江省は家電メーカーなど多くの日本企業にとって工場をかまえるものづくりの重要拠点でもあります。

そういう状況を受けて今注目されているのが“遠隔システム”ですが、まさにそんな日に合わせたかのようにこの日からはじまった展示会がありました。東京ビッグサイトで開催されたスマート工場EXPOです。

テレビ東京系のビジネスニュース“WBS”では12日の夜にこの展示会に出展中の2社の遠隔システムが紹介されていました。

1つはカメラ付のスマートグラス。例えば中国の工場にいる作業員がこのスマートグラスをかけると、そこに機器のメンテナンス情報などの映像が映し出されます。作業員はその手順にそって作業するだけ。日本人の技術者は現地に行かずに送られてくる映像を見ながら、細かい指示が出せるという遠隔支援システムです。中国に工場を持つ日本企業20社以上から問い合わせがあったといいます。

もう1つは腕時計型の端末を使って作業員の脈拍や体の表面温度などを遠隔で一括管理できるシステム。ウイルス感染がわかるわけではありませんが、未然の対応に活用できるものです。

このように今の時代から求められているものをちょうど良いタイミングで展示会、それも東京の展示会に出展するとテレビ取材で取り上げられる可能性が非常に高くなります。全国ネットのテレビで放送された場合の効果を広告費に換算すると1,000万円以上と言われています。

この日のWBSを見ていて興味深かったのはメインニュースが全て終わったあとに放送されるトレンドたまごのコーナーでスマート工場EXPOと同時開催のウェアラブルEXPOに出展されていた企業が紹介されたことです。こちらが出展されていたのはAIが脳波に合わせて今の自分にぴったりの音楽を作曲してくれるシステム。

いかにもトレたまっぽい商品ではありますが、こちらがこの日の放送に乗った背景にはスマート工場EXPOと同時開催の展示会に出展していたことが無関係ではないと思うのです。テレビの人たちは忙しいので効率的に取材をしたいはずです。なので1度の取材で複数のネタを撮っておく、ということは往々にしてあるはずです。その絶好の機会が展示会なんですよね。

特に地方の企業は距離の問題で時間も経費もかかりますから、関東の企業に比べて会社まで取材にきてもらうことが難しいという現実があります。なので東京の展示会に出展される際はなるべくプレスリリースを送っておいたほうが良いです。単体ではニュース性が弱くてもたなぼた的恩恵を受けられることもあるからです。

こちらの本が参考になると思います。
『タダで、何度も、テレビに出る!小さな会社のPR戦略』

テレビで放映された時間を広告費用に換算すると出展にかかった経費なんて一瞬で回収できますからね。出展前はやること満載で忙しいのはわかりますが、ぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会ブースを取材してもらおう!というタイトルでお届けしてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。