愛知県ブースから考える合同出展の在り方

こんにちは^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は寒かったですが、結局、雪は見れませんでした。そんな昼下がりの大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

合同出展のそもそもの目的とは

昨日はオートモーティブワールド2020愛知県ブース出展企業の皆さんと懇親会でした。オートモーティブワールドは今年1月15日~17日に東京ビッグサイトで開催されたクルマの製造に関わる技術が大集結する展示会です。愛知県からは3社の企業が合同出展というかたちで出展をされました。

この合同出展ブースの最大の特徴は施工会社が入っていないことです。愛知県は出展料とパーケージ装飾料を補助。出展企業は事前のブラッシュアップ講座への出席と出展に必要なチラシ・タペストリーの制作費は自社負担することが合同出展に参加するための条件になります。

出展企業の募集チラシをまず“問題解決型”で作成されました。全3社の枠に対して10社のお申し込みがあったため、審査を通過した3社が選ばれました。そうやって関門を越えてこられた3社だったので事前のブラッシュアップ講座にも真摯に取り組んでくださいましたし、本番までに伝達力の高いチラシとタペストリーを制作されました。

その結果、3社ともが期待どおりか期待以上の成果を得ることに成功。これが本来の合同出展のあるべき姿だと私は思います。

なぜそう思うのかと言うと、真逆の話をよく聞くからです。「枠が埋まらないから頼むから出てください」と県からお願いされてしかたがないから出てあげている、とかそういう話です。枠が埋まらないような合同出展ブースが何百万円もかけて施工されているのです。“出てあげている”などという心理で出展されている企業が目立った成果を上げるとは考えにくいでしょう。

今回の愛知県ブースはそういったやり方とは全てが真逆でした。中小ものづくり企業のための正しい支援とはこういうことなのでは、と。

最小限の予算で最大限の成果。昨日の懇親会では今回の合同出展ブースは革命である、レボリューションだ!!というこで、最後はこのポーズ(笑)。

皆さん、おつかれさまでした。

まとめ

今日の展活タイムズではオートモーティブワールドに出展された愛知県ブースから本来の合同出展のあり方を考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。