時代の転換点にいる今、展示会も変わります

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

朝は少しひんやりしていますが、春らしく過ごしやすいこの頃。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

JIMTOFは中止になりました

4月20日、東京ビッグサイトは2021年も東京オリンピック延期にともない、貸し出し休止期間が変更されると発表しました。これによって東棟は2021年の秋まで展示会には使えないことが確実になってしまいました。

>>東京ビッグサイト、五輪貸し出し休止期間変更を発表

この発表を受けて4月21日、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)の中止が発表されました。JIMTOFとは日本最大級の展示会で東京ビッグサイト全館を使用し、来場者数15万人以上を集める巨大展示会です。2020年12月に開催される予定でした。

察することしかできませんが、1,000社を超える出展社に対して膨大な調整をし、出展場所を割付直して開催に向けて調整することは不可能ではないとは思います。しかしそこまでして開催の段取りをしたところでこの状況が12月に収まっているとは限らないので、思い切って中止の発表をなされたのでは、と私は推察しています。

次の時代は既に始まっています

JIMTOFの中止には展示会業界のすみっこで生きるものとして多大なショックを受けました。しかし同時にこれだけ巨大な展示会が中止されるからには、代替になるものの構築が急務だとも感じました。

代替になるもの、それはオンライン展示会です。昨日レポを書きましたオンラインmini展示会&モノづくり対談は早速、おもしろい案件の相談が届いたと聞いています。

私が今注目しているオンライン展示会はこちら。6月11日開催予定のBOXIL EXPO(営業・マーケティング展)です。こちらはスマートキャンプ(株)というSaaS比較サイト「ボクシルSaaS」を運営する企業が主催する展示会。昨年、オンラインとオフラインを融合した展示会の実績があるそうです。今回のBOXIL EXPOも元々オンラインとオフライン両方での開催を予定していたようですが、この状況を受けてオンラインのみの開催になったようです。

EventHub(イベントハブ)というオンラインプラットフォームを使って開催されるこちらの展示会。参加してみないことには詳細はわかりませんが、コロナ以降の展示会のあり方を示してくれるのではと期待しています。

つまり最終的に何が言いたいのかと言うと、JIMTOFやリード系の巨大展示会が中止・延期となって中小企業が新規営業の場を失ってしまった現状に対して、オンライン展示会という新しい方法が既に生まれているのだから、今後は大手展示会主催会社もオンライン展示会を企画し、出展社募集もそう遠くない将来には始まりますよ、ということです。

まだ誰も正解を知らないオンライン展示会出展成功の法則。2020年に展活に求められるのはこの部分だと思うので、私も現状を丁寧に観察し、新しい時代の展示会ノウハウを構築していきたいと思っています。

まとめ

今朝の展活タイムズは時代の転換点にいる今、展示会も変わります、というテーマで今考えていることをまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。