大阪MICE安全対策推進EXPO2021 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

桜がだいぶ咲いてきましたね。今週・来週あたりが見ごろでしょうか。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

安心・安全な「新しいMICE開催モデル」を大阪から発信!

3月24日(水)インテックス大阪3号館で開催中の大阪MICE安全対策推進EXPO2021を見学してきました。

こちらはMICE再開に向けて最新の製品・サービスが各業界・企業から集結する展示会で、MICE関連ソリューション、感染対策ツール提案、労働安全衛生、飲食・ケータリングの4つのゾーンで構成されています。ウィズコロナ時代のイベント開催における不安なイメージを払拭し、大阪のMICE業界に活気を取り戻すため、 安全対策や感染症対策を施した展示会・イベントの運営手法や各種ツールを提案・共有するオール大阪体制による見本市です。

出展社数は約130社。3号館だけでこじんまりと開催されているので、1つ1つのブースをじっくり見せていただくことができました。展示会施工会社はもちろん、MICE会場やホテル、建設・衛生・医薬系など、コロナ禍でも安全に展示会・イベント・会議等を運営するための製品やサービスが多数出展されていました。

2号館はセミナー会場になっています。能率協会理事の小宮氏による「BtoB展示会は永久に不滅です~ピンチをチャンスに変えて~」を聴講させていただきました。能率協会さんは2020年7月、インテックス大阪にてコロナ禍で国内最初のBtoB展示会を開催された団体です。そこに至る経緯や、その後1度も展示会を中止することなく続けてこられたご経験をお話くださいました。

2020年7月末のインテックス大阪には私も居ました。開催が決まったのは5月のこと。中止や延期になる可能性が高いと思っていたので、開催すると聞いて驚いたのを覚えています。それが可能だったのは“大阪だったから”と言っておられました。大阪は行政や関係機関のバックアップがあたたかいそうです。

そしておそらく氏が一番伝えたかったのはこの部分。7月の展示会にも実は陽性者が2名居たそうです。1名はプレスの方、もう1名はコンパニオンさんだそうです。どちらもたくさんの方と話されたと思いますが、クラスターにはなっていないのです。

2020年下半期以降、日本で開催されたBtoB展示会の会場に居た人数は来場者・出展者・関係者をすべて合わせると200万人になるそうですが、クラスターは発生していません。「ガイドラインに従って開催すればBtoB展示会は安全だ、という実績を一つ一つ積み重ね証明してきた」と力強くおっしゃっていました。この言葉を聞けただけでも参加してよかったと思いました。

海外からの出展・来場は今後もしばらくは見込めないので、2021年もリアル展示会市場の縮小化を止めることは難しいとは思いますが、できるかたちで対策を徹底して開催し、オンラインで補完しながら、この時代に対応した展示会のかたちを模索していく日々がまだしばらく続きそうです。

まとめ

今朝の展活タイムズは大阪MICE安全対策推進EXPO2021のレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。