オンライン展示会に最適な動画配信サービスとは?

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

週末にかけて梅雨らしいお天気になりそう。傘を持って出かけねば。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

YouTubeとvimeo何が違うのでしょうか

相変わらず時間を見つけてはオンライン展示会を見学するという生活を続けておりますが、最近、オンライン展示会内でのセミナーやプレゼンテーション動画を「vimeo」という動画配信サービスを使って視聴できるようにしているケースに連続で遭遇しました。これまでも例えばビジネス書の購入特典として視聴できる特典動画等で見たことがあったので、存在は知っていたのですが、「人とくるまのテクノロジー展」や「ACHEMA Pulse」といったオンライン展示会で立て続けに使用されているのを見てにわかに興味を持ちました。

あんなに便利なYouTubeというものがあるのに、あえてvimeoを使うオンライン展示会が複数あるということは、何か理由があるはず。今朝の展活タイムズではYouTubeとvimeoの違い、そしてオンライン展示会に最適な動画配信サービスとしてどちらなのかを考えてみたいと思います。

オンライン展示会での動画の役割

そもそもオンライン展示会に掲載する動画は拡散を目的としていません。むしろ「このオンライン展示会に来た人だけが見ることができる」といったような希少性に価値があります。なのでセミナーやプレゼンテーション動画はYouTubeを使用する場合でも“限定公開”という設定にする場合が多いです。

見え方

オンライン展示会でウェブサイト内に動画を埋め込む場合、YouTubeだと誰が見ても「あ、YouTubeが埋め込んであるな」とわかる見た目になります。その点vimeoはぱっと見、何を使っているのかわかりません。動画終了後に関連動画や広告が表示されることもないのでスッキリとした見た目の印象を受けます。

あと企業によっては会社のPCからYouTubeを見れない設定にしているところがあります。そういう会社ではオンライン展示会に参加してもコンテンツを確認できないという事態になってしまいます。

※追記
記事を読んでくださったからから情報をいただきました。vimeoはブラウザIE(インターネットエクスプローラ)に対応していないそうです。いまだにIEを使っている企業もあるので注意が必要ですね。

容量

YouTubeは無料で何本動画を上げてもかまいません。ライブ配信機能も無料で使えます。一方vimeoの無料プランで使える容量は週500MBまで。年間最大25GBまで。ちなみに展活チャンネルの動画で言うと私が一人で喋ってるタイプの動画は200MB程度のものが多いので週1本くらいは上げられますが、対談動画など長めの動画は1本で500MBを超えてしまいます。無料プランで使える容量はかなり少ないと思っておいたほうがよさそうです。

プライバシーコントロールと費用

YouTubeには限定公開という機能があり、そのURLを知っている人しか再生できないように設定が可能ですが、逆に言うとそのURLを知ってさえいれば誰でも見ることができるので、拡散したくない動画が拡散されてしまうことがあります。vimeoは月500円の有料プランにすることで、ドメインレベルでのプライバシー設定が可能とあります。つまり「このサイトのこのページでしか再生できない設定」が可能ということですね。

vimeoでライブ配信をしようとすると月7,500円のプランにする必要があるそう。そのあたりもYouTubeとはまったく違いますね。

>>vimeoの料金プランについて詳しくはこちら

オンライン展示会においては拡散されたくない、希少性を持たせたい動画も多く存在するので、今後vimeoを使用するところが増えてくるかもしれませんね。先日開催されたJpapan IT weekオンラインも盛況だったようで、オンライン展示会は2年目にして着実に育ってきているのを感じます。(Jpapan IT weekオンラインはYouTubeを使用していました)

>>リードジャパン社のJpapan IT weekオンライン結果報告ニュースリリースはこちら

私も可能な限り様々な方法を試してみて、こちらでも引き続きお伝えしていきたいと思います。

まとめ

今朝の展活タイムズではオンライン展示会に最適な動画配信サービスについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。