メンテナンス・レジリエンスOSAKA2021 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日の午後はすごい雨と雷でしたね。ヒョウが降ったエリアもあったとか。今朝も明け方から雷が…。不安定なお天気が続きます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

建築・土木・製造現場の課題解決が大集結!

2021年7月14日~16日、インテックス大阪にてメンテナンス・レジリエンスOSAKAが開催されています。

メンテナンス・レジリエンスは東京・大阪・バンコクで定期的に開催されてきた日本能率協会主催の専門展示会です。製造業・建設業の生産性向上、持続可能な社会資本整備、レジリエンス向上を目指した9つの専門展示会と3つの特別企画で構成されています。

「メンテナンス」は生産設備を維持管理して保全するという意味を表す言葉で比較的一般的ですが、「レジリエンス」は何を意味するのかちょっとわかりにくいかもしれません。「レジリエンス」は心理学でも使われる言葉で「復元力、回復力、弾力」等の意味を表します。「メンテナンス・レジリエンス」と続けて使う場合は建築・土木・製造現場を維持管理・保全することで危機管理を高めたり、生産性を向上したりすることの総称になるようです。

というような意味を持つ展示会なので、会場には建築・土木・製造現場におけるあらゆる問題やお困りごとを解決する製品・技術・サービスが並びます。

そもそもがそういった比較的過酷な現場での問題を解決することが目的の展示会なので、問題解決型ブースの比率が他の展示会よりもかなり高いです。ブース前での声かけも「工場の暑さでお困りではありませんか?」とか「配管の耐久性でお困りではありませんか?」など具体的でした。このようなブース作りと声掛けをすれば、本当に必要な人に内容が伝わり、確実に見込み客リストが集まりますよね。

展活メニューとして好評をいただいている「展示会見学ツアー」の候補入り決定です。来年以降はぜひ企業さんと一緒に来たいと思いました。

来場者管理のやり方が特徴的だったのでこちらについても少し触れておこうと思います。案内状には「本状だけでは入場できません。ご来場には来場事前登録が必要です」とありました。ウェブサイトから情報を入力し登録が完了するとA4サイズのPDFファイルが印刷できる状態になります。それを事前に印刷して会場に持っていき、入り口でパスケースをもらい、4つ折りにしたA4用紙を入れ、首から下げて入場します。

入場ゲートでQRコードの読み取り作業があるのですが、リーダーがスマホでした。よくある専用のバーコードリーダーを展示会でレンタルすると5万円ほどかかりますよね。このやり方はおそらく事前に各社でスマホに専用のアプリをダウンロードし、そのアプリ経由でQRコードを読み込むことができるんですね。出展者がこのサービスを無料で使っているのか、有料で使っているのかまでは確認できませんでしたが、有料だったとしてもこれまでよりはグッと安価で提供されているのでは。更にこれまで読み取ったデータが出展社に届くまでのタイムラグ問題も解決するのではと思われます。

もちろん感染予防対策としても有効ですよね。ウィズコロナ時代の展示会の在り方として今後このやり方が定番になっていくように思います。

メンテナンス・レジリエンスOSAKAは明日7月16日までインテックス大阪で開催中です。興味を持たれた方はぜひ行ってみてください。

まとめ

今朝の展活タイムズはメンテナンス・レジリエンスOSAKA2021のレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。