えひめバーチャル展示会 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日も昼間は35度を超える猛暑日になりそう。心なしか蝉の声まで元気がありません。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

期間は区切らず愛媛県内の優れた製品・技術を持つ企業をオンラインで紹介

今日は地方発信の町工場支援の一つの試み「えひめバーチャル展示会」をご紹介いたします。私は先日、えひめ東予産業創造センターからの一斉送信メールで知りました。元々、愛媛県は機械要素技術展ほかものづくり系の展示会によく合同出展ブースを出しておられます。おそらく私もどこかの展示会で名刺交換をしたのだと思います。支援機関がそのデータを保存し、こうして広報活動に活用されていることにまず驚きです。

公式サイトには、このバーチャル展示会を開催した理由は「新型コロナウイルス感染症の影響を受け、これまで実施されてきた大型展示会の多くが中止」となり、交流の機会が減少したため、とあります。どのような試みなのでしょうか。具体的に見てまいりましょう。

えひめバーチャル展示会は下記の3つの展示会で構成をされています。

プラント・環境技術展

プラント・環境技術分野に特化したWEB展示会。30社が出展。

>>https://sugowaza-ehime.com/virtual/pl/

建築・建材展

建築・建材分野に特化したWEB展示会。10社が出展。

>>https://sugowaza-ehime.com/virtual/ac2020/

農業技術展

農業技術分野に特化したWEB展示会。10社が出展

>>https://sugowaza-ehime.com/virtual/ag2020/

各企業のバーチャルブースはまず幅いっぱいの動画が目に飛び込んでくる作りが特徴的です。動画以外には製品・技術紹介文、製品画像、会社概要、オンライン商談の可否、お問い合わせフォーム、資料ダウンロードで構成をされています。

このような試みが可能な背景を予想

県独自にこのような試みができた背景を予想してみましょう。まずこのバーチャル展示会のドメインに注目。「sugowaza-ehime.com」とあります。元々、愛媛県は「スゴ技」という県の中小町工場を紹介するホームページとYouTubeチャンネルを持っておられました。YouTubeチャンネルには2016年にアップされた町工場の製品・技術紹介動画が100以上並んでいます。おそらく企業さんが100%独自に作られた動画ではなく、県の補助があったものと推察します。

つまり元々県の町工場を紹介するサイトがあり、YouTubeチャンネルに100社以上の動画をアップできるだけのバックアップ体制があったから実現できた取り組みだと思うのです。コロナ禍になってからゼロから構築するのは難しかったと思います。

まだまだ私が知らない地方発の中小町工場支援のおもしろい取り組みがあるのですね。一気に愛媛に親しみを感じてしまいました。まだ行ったことがないので、コロナが落ち着いたら行ってみたいです。ご興味を持たれた方はぜひえひめバーチャル展示会をご覧になってみてください。

>>えひめバーチャル展示会はこちら

まとめ

今朝の展活タイムズはえひめバーチャル展示会のご紹介でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。