秋の展示会は予定通り開催できるのか?

こんにちは^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

8月もあと2日。相変わらず残暑は厳しいですが、少しずつ秋に向かっているような。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

ワクチン接種は順調に進んでいるものの…

先週、インテックス大阪では複数の展示会が開催され、いち早く来場者数も発表されたところもあります。たとえばKENTEN、防犯防災総合展の来場者数は9,644人。前回開催時2019年の来場者数が19,678人だったので、最盛期比50%の来場者数。緊急事態宣言下の展示会としては十分な結果なのでは、と。

しかし同期間に同会場で開催予定だったのに中止になった展示会もあったようです。それが運輸・交通システムEXPO。元々6月開催予定だったのが8月に延期され、最終的に中止になりました。あの日は4号館と6号館Dが空いていたので、どちらかで開催予定だったのでしょう。ウェブサイトには「諸般の事情」とあります。他の展示会がガイドラインに沿って開催する中、独自の判断で中止を決めたということだと思われます。

いまのところ展活企業がこの秋に出展する展示会が中止になるという連絡は届いていませんが、チラホラと中止や延期を発表する展示会が出てきています。

例えば群馬ものづくりフェア。こちらは8月20日から開催予定でしたが、8月20日から群馬県に緊急事態宣言が発令されることを理由に8月19日に中止の発表があったようです。ギリギリまで調整をされていたのでしょう。現場の皆さんの心労を思うと泣けてきます。

他にも9月9日からインテックス大阪で開催予定だった管工機材・設備総合展は12月に延期に。9月8日から同じくインテックス大阪で開催予定だった外食産業フェアは8月19日に中止の発表をされています。

上の画像は2018年に幕張メッセで開催された日本の食品輸出EXPOの様子。試食をともなう食品系の展示会はオンラインに代替することが難しいにもかかわらず、試食をともなうからこそこの状況では開催が厳しくなってしまいます。ワクチン接種率もまもなく50%を超えるようで、順調に接種が進んでいる中、秋の展示会は予定通り開催されると思っていただけに、デルタ株のばかやろう!といった心境です。

でもおそらく展活企業が多く出展する工業系展示会はよほどのことがない限り開催されると思います。よほどのことというのは、ゴールデンウィーク前にに東京都が急にビッグサイトの使用を禁止したとかそういった類の突然の自治体の方針変更があった場合です。万が一開催されなければオンライン展示会をがんばるか、会社からライブ配信という方法もあります。

どんな状況になってもなにかしら対応策はあるはず!なので今はしっかりと準備を進めましょうね!

まとめ

今朝の展活タイムズは秋の展示会は予定通り開催できるのか?について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。