アフターコロナ時代の展示会を考える

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

日本海側は凄い雪のようですね。大阪は降るのかと思ってたら降りませんでした。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

リアル展示会とオンラインツールの相乗効果を

ここ数日、2021年のまとめ記事を書きながらずっと考えていたことがあります。それはアフターコロナの展示会がどうなってゆくのか。今年1年間、緊急事態宣言下でも感染対策を徹底して展示会は行われてきました。最盛期の2019年と比べると来場者数は少なかったですが、たとえ来場者数が半分でもしっかりと成果を出した企業さんが何社もいらっしゃいました。運営サイドはまた違う考えがあるかもしれませんが、これまで3万人が来場していた展示会に1万5000人しか来なかったとしても、出展者としてはそれでも出展するメリットがあります。

つまりアフターコロナ時代の展示会では来場者数が最盛期の半分だったとしても成果を出せるようになっていく必要がある、それを考えて検証していくことが展活の来年のテーマかな、と。

来場者数が少ない展示会でも成果を出す企業が何をされていたか。まずは大前提として目的が明確であったことです。誰に何を伝えるための出展か、がハッキリしていて、来場者にそれがきちんと伝わるブース・チラシ等を作っていたこと。これが何よりも大事です。

次に大事なのはリアル展示会を会期中の会場だけではなく、会場に来れない人に向けても会期前から会期後にかけても発信をしつづけている、という点です。

上の図で言うと、上半分しかしていなかった企業と下半分もしていた企業を比較すると、確実に下半分もしていた企業のほうがコロナ禍による業績の落ち込みは少なかったはずです。そしてこれまでは上半分しかしていなくても、この2年でオンライン対応の大切さに気付き多くの企業が下半分のも取り組み始めています。

そしてオンライン対応はコロナがあってもなくてもいずれはしていく必要があったことです。この部分がこの2年で急速に普及したので、アフターコロナ時代の展示会ではオンラインを活用して相乗効果を出していくことがスタンダードになると思うのです。

ただやることが増える一方では展活企業さんたちも混乱してしまうので、限られた時間で限られた人数でいかに効率よく出展効果を出していくには何に注力すべきなのか、優先順位を考える必要があります。来年はそのあたりのことを更に精査してお伝えしていけるようになれればと思っています。

まとめ

今朝の展活タイムズはアフターコロナ時代の展示会を考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。