専門家派遣を活用して販促ツールを手に入れる

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日で1月も終わりですね。2022年もあと12分の11か。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示会きっかけでウェブ活用も指導することに

昨年、関西機械要素技術展に和歌山県ブースとして出展される企業さん向けの展示会での成果につながる動画作成講座を担当させていただき、その後、専門家派遣というかたちで一部の企業さんの個別指導もやらせていただきました。これまで展示会指導は何年もやらせていただいてきましたが、結果的に流れでウェブサイトの制作と活用サポートもすることになりました。

私にとっても気づき多い経験だったので、一段落したこの段階で経過をまとめておこうと思います。企業名は有限会社三和金型製作所さん。和歌山市にある金属加工屋さんです。

1日目

8月初旬。初の展示会出展に向けてコンセプトを明確にするワーク。動画講座でお伝えしたやり方でPowerPointを作りはじめていらっしゃったのですが、あらためて「お客さんは誰で、どんなことに困っていて、そのお困りごとに対して自社は何を提供できるのか」をブレーンストーミング。すべてのベースとなるコンセプト作りをやりました。

2日目

8月下旬。前回決まり切らなかったメインのキャッチコピーを決め、動画のベースとなるPowerPointを作成。お盆期間中にものすごくがんばって作り込まれた跡が見えて感動。そのものの良さを活かしつつ、更に強みが伝わるプレゼンになるよう修正。PowerPointの素材を流用してチラシ作成にもとりかかりました。

3日目

9月。この間に事件が起こります。大阪府が関西機械要素技術展の会場であるインテックス大阪6号館をコロナ患者向けの臨時医療施設にすると発表したことで、和歌山県ブースが出展を取り止めることになってしまいました。当然モチベーションは下がってましたが、せっかくここまでプレゼンを作ったのだからと動画完成までサポート。

このような動画が出来上がり、はじめて目に見える成果物を手に入れ喜んでいただくことができました。

そして4回目の指導までの間にもう一つ展開が。1度は出展を取り止めることを決めた和歌山県ブースが患者数が減り臨時医療施設が稼働しないことを受けて10月の関西機械要素技術展に簡易ブースでの出展を決められました。

急に決まったことなので三和金型製作所さんもブースに立てる日はあまりありませんでしたが、チラシはできていましたのでこの急展開に対応することができました。忘れられない初出展になったことでしょう(笑)。

4日目

10月。元々出展後のアフターフォロー指導のため設定されていたこの日。出展の振り返りと今後の行動計画を立てるワークをやったのち、ウェブサイト制作にとりかかることに。1~3回目の訪問中から展示会に出展するのにウェブサイトがないことがずっと気になっていて、プレゼンテーション動画とチラシを作る過程でこれだけ情報がそろったので、これを掲載するだけでウェブサイトはできますよ、と再三言ってました。そのときはあとはウェブの専門家と…、となると思っていたのですが、そのまま私が指導をすることに。

まずはお金をかけずにWIXではじめてみようということで、実際に一緒に管理画面を触りながら製造業のウェブサイトに必要なメニューを決めていきました。

5日目(オンライン)

11月。前回一緒に作ってから自分なりに考えて作られたコンテンツを拝見。ものすごくがんばった跡が見えました。情報を見やすく整理するお手伝いをして写真を数点追加すれば公開できるところまでオンラインで指導。

その後、12月半ばにウェブサイトを公開したと連絡。ウェブサイトができてしまいました。

6日目(オンライン)

年が明けて1月。ウェブサイトは公開して終わりではなく、むしろここからどう育てていくかがめちゃくちゃ大切なので、まずは社名で検索されたときに1位で表示されるよう、情報を設定したり、なんだかんだで300回近く再生されているYouTubeチャンネルからリンクを貼ったり、事例記事を追加したりしました。

展示会に向けて準備してきたプレゼンやチラシを元にしたら2回の指導でウェブサイトはできてしまうのだな、ということは私にとっても貴重な発見でした。もちろん指導と指導の間に自分で進められた三和金型製作所さんのがんばりが大きいです。今後もひきつづき担当させていただけるようなので、ウェブサイトを育てつつ、今年こそは展示会にも通常のかたちで出展されるところを見届けたいです。

和歌山県には今後も専門家として登録されていますので、個別サポートで確実に販促物を作りたい県内の企業さんがいらっしゃいましたら、ぜひ上手くご活用ください。

>>わかやま産業振興財団さんの専門家派遣

まとめ

今朝の展活タイムズは専門家派遣を活用して販促ツール(プレゼン動画・チラシ・ウェブサイト)を手に入れられた和歌山県企業さんのご紹介でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。