「誰にも何も伝わらない」広告を垂れ流していませんか?

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は一日雨でしたね。今日もまだ怪しいですが徐々に回復してくるとか。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

なぜロバートのコント「イイダ」はおもしろいのか

先日放送されたお笑いネタ番組「engeiグランドスラム」でロバートが披露した「イイダという企業のCM撮影」のコントがめちゃくちゃ面白かったのと、これって私がいつも展活セミナーで言ってることと同じ構造よね、と思ったので展活タイムズでもお伝えしておきたいと思います。

コントの内容は白いシャツを着た無名の俳優役の山本さんが「イイダ」という企業のCM撮影に来ます。そこには同じく白いシャツを着た無名の俳優である秋山さんと馬場さんが居て、彼らはイイダの専属俳優だと言います。台本も渡されずいきなり撮影が始まります。地球儀を持っている人がセリフを言うというルールだけがあって、秋山さんと馬場さんが順番に「次世代のソリューション、私たちのスローガン、地球の未来、子供たち」など“それっぽいこと”を言います。

山本さんの「そもそもイイダって何の会社なのー?!」と問いに対し、専属俳優である秋山さんの答えは「私たちも知りません」

実はこのコントがかたちになる前に秋山さんがトーク番組で話されていたのを聞いたことがあります。地方のホテルに宿泊した際に知らない企業のCMが流れていてまったく何の会社かわからないのがおもしろくて、それいらい地球儀を持ってそれっぽいことを言うゲームをしている、と。MCのかまいたちが即興でそれっぽいことを言ってたのですがさすがプロ。誰にも何も伝わらないけどめちゃくちゃ笑える地方CMコントになっていました(笑)。

これって例えば「次世代ソリューション トヨタ」であれば成立するんですよ。トヨタが何の会社なのかは皆知っているので。でも「イイダ」という聞いたことがない会社が、無名の俳優を使い、白いシャツを着て、地球儀を持って、それっぽいスローガンを言っていても一体何の会社なのか誰もわかりません。

「誰に何を伝えるためのCMか」が何もわからないCMを広告費をかけて制作することの滑稽さを笑うコントなんですよね。

中小企業がイメージブースでキャッチコピーではなくスローガンだけをかかげて「誰にも何も伝わらない」展示会をすることもこのコントと同じ構造。展活タイムズを読んでいる企業の皆さんにはそんな方はおられないと思いますが、展示会全体で見ると意外といるので(笑)、これをきっかけに気づいていただければと思います。くれぐれも大企業の真似はしないでくださいね。

まとめ

今朝の展活タイムズはロバートのコントを軸にイメージCM、更にイメージブースは中小企業向きではないぞ!というお話でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。