問題解決が一瞬で伝わるブース

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

朝は暖房をいれないと過ごせないくらい寒いですね。明るくなる時間もずいぶん遅くなりました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

プラントの問題解決が伝わるイメージとは?

現在、幕張メッセで開催中のプラントショー2019にケイ・エイチ工業(株)さんが出展をされています。

ケイ・エイチ工業さんは工場プラント設備のメンテナンス・エンジニアリングが本業です。プラントショーにはじめて出展される際にサポートさせていただいたのが2015年。それから2年ごとの開催のたびにバージョンアップを繰り返し今回で3度目の出展になります。

今年のブース最大の特徴は9m分の壁面をめいいっぱい使ってプラントをフローで表現したことです。前回2017年のブースはこちらです。

ド派手な配色で目を引くブースではあったのですが、文字ばかりになってしまったのが心残りでした。“プラントの問題解決”を一瞬で伝えられるような表現をするためには何かイメージが必要だと思いました。どのようなイメージであればそれが伝わるのだろうと散々考えていた頃、打ち合わせの際に「フローで表現してはどうか」というアイディアがベテランの職人さんから出たんです。

それだ!と思いました。プラントとはフローなんです。いくつもの機械が配管でつながり、その流れ=フローを経て原料は製品になります。フローの過程で様々な問題が起こり、その問題を解決できるのがケイ・エイチ工業のメンテナンスやエンジニアリング技術なのです!

デザイナーさんと何度もやりとりをしながらまずはA4三折のパンフレットを作成。フローをイラスト化しプラントで起こる問題を吹き出しで“見える化”しました。そしてそのデザインをタペストリーにして壁面に配置することにしました。

またパンフレットで訴えている問題解決3つ「人材育成支援」「老朽化対策」「自動化」が伝わるような動画「人材不足時代の仕事の進め方」を作成し、50インチのモニターで流すようにしました。

その結果、伝えたい人に伝えたいことが伝わるブースになり、このようにたくさんの方が興味を持って立ち止まってくださいました。

プラントショーでは機械などハードを展示しているブースはいくらでもあるのですが、人材育成支援などソフト面での問題解決を前面に出しているところはほぼなかったこともあり人材支援についてのご質問が多かったようです。

展示会は本日までなので最終的にどの程度の方が興味を持ってくださるのか現時点ではわかりませんが、プラントの問題解決が一瞬で伝わるブースを作ることには成功したので、最終日もたくさんの“伝えたい人”が立ち止まってくださることでしょう。

まとめ

今朝の展活タイムズは現在、幕張メッセで開催中のプラントショーに出展されているケイ・エイチ工業さんのブース解説でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。