緊急事態宣言延長で展示会はどうなる?

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

ここ数日は黄砂が多かったようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

「宣言延長」だけど「対策緩和」

5月11日までの予定だった緊急事態宣言が5月末までに延長されました。それを受けて展示会の開催はどうなるのかと気をもんでいましたが、リードジャパン社は5月7日(金)の夜に5月開催の展示会ウェブサイトに開催宣言を掲載。

>>「Japan IT week春」の開催宣言はこちら

このことが持つ意味とは? 元々は4月26日から開催予定だった「Japan IT week春」にまつわるこれまでの出来事を時系列で振り返ってみましょう。

4月23日(金)夜 東京ビッグサイト24日(土)~使用禁止通告
4月22日(土)「Japan IT week春」延期のお知らせ
4月27日(火) 延期先の会期・会場決定のお知らせ(5月26日~28日@東京ビッグサイト青海展示棟)
連休中 緊急事態宣言延長になりそうな気配満載
5月7日(金)「宣言延長」だけど「対策緩和」⇒開催宣言

そもそも昨年の1回目(2020年4月)の緊急事態宣言の際は全ての展示会が中止・延期になりましたが、2回目のとき(2021年1月)は展示会は中止にはせずガイドラインを厳守して開催されました。なので3回目の緊急事態宣言が出されたとしても展示会の来場者数は減るだろうけれども、中止にはならないだろうと思っていたわけです。

しかし3回目の緊急事態宣言には「イベントは原則無観客」という項目があり、宣言直前の4月23日(金)の夜に急に東京ビッグサイトの使用禁止を発表。4月26日(月)から開催予定だった「Japan IT week春」はすでに大半の準備が完了していた状況からの開催延期となったのでした。

3回目の緊急事態宣言は当初から延長になる気配が満載だったので、延期先の会期が5月26日~と発表されたときは再延期になるのでは、との懸念がありました。しかし結果的には「宣言延長」は「対策緩和」が含まれ、5月7日(金)夜に開催宣言というところに落ち着いたようです。きっと展示会業界はもちろんそれ以外の業界からもすごく熱心な働きかけがあったのであろうと推察されます。

ということで、緊急事態宣言は延長されますが展示会は開催されます。(もちろん個々の主催者判断でリード社以外の展示会が中止になることはあります。)

「Japan IT week春」と同様、5月12日(水)~14日(金)に東京ビッグサイトで開催予定だった「教育総合展(EDIX)東京」、5月13日(木)~15日(土)に神戸国際展示場で開催予定だった「神戸国際宝飾展(IJK)」も予定通り開催されることが5月7日夜に宣言されています。関係者の皆さんは開催が確定になるまでずいぶん気をもまれたことと思います。

昨年1年間、感染予防を徹底し、展示会からクラスターは出ていないのだから、今後もガイドラインを厳守したうえで、予定通り展示会が開催されてしかるべきですし、そもそも緊急事態宣言が要請する項目は固定でお願いしたいです。“すんのかいせんのかい状態”が一番しんどいんで。

さすがに来年の今頃は「去年は“すんのかいせんのかい状態”でやきもきしたね~」と笑っていたいものです。

まとめ

今朝の展活タイムズは5月12日からの緊急事態宣言延長が展示会に与える影響について、「Japan IT week春」にまつわる出来事と合わせてまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。