オリンピックがはじまりますね

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

5時台から蝉が鳴いています。夏ですねぇ。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

ということは東が戻ってくる日が見えたということ!

展活タイムズは平日毎日更新なので、次の更新は7月26日。ということはもう東京オリンピックが始まっている世界なのですね。今日は「東京オリンピックと展示会」を振り返ってみたいと思います。

「オリンピックと展示会」といえば“東京オリンピックの前後、東京ビッグサイトが展示会会場として使えない問題”に尽きます。過去の記事を確認したところ、最初にこの問題に触れたのは2015年の12月でした。6年間も翻弄されたてきたのか、と思うと気が遠くなりそうです。

なぜ東京ビッグサイトが展示会に使えないのかというと、オリンピックの前後、東京ビッグサイトを海外の取材陣が報道の拠点にするためのメディアセンターとして使用するからです。ただでさえ年中予約がびっしりと詰まっている東京ビッグサイトをメディアセンターに使う案の出どころはどうやらワールドカップの前例があったようです。2002年のサッカーワールドカップの際にパシフィコ横浜をメディアセンターに使用して上手くいったので、これが前例になってしまったのですね。

当然、展示会業界からは反対運動が起こりました。過去に他国でオリンピックが開催された際にはメディアセンターは新たに建設され、展示会は例年どおり開催されたそうです。なので当初は代替案として近くの防災公園にメディアセンターを建設し、オリンピック後は展示会会場に転用する案が出されていました。

その後、豊洲市場の土壌汚染が問題になった時期にはいっそ豊洲市場をメディアセンターにしようという声があがったりもしました。しかし結果的にテレポート駅前に青海展示棟という仮設展示場が建設されるというところに着地しました。

そして2019年4月には本当に東展示棟がこのように閉鎖されました。

予定通りオリンピックが開催されれば、東展示棟は2020年の秋には解放されるはずでした。しかしコロナでオリンピックが延期されたことにより、東展示棟が使えない期間は更に1年延びることに。オリンピックが終わり工事を終えた2021年の秋にようやく「俺たちの東」が返ってきます。

結果的に3年近くもの間、東は使えなかったわけです。青海が予想以上に良かったのは救いでした。青海も2020年秋には無くなる予定でしたが、長く使われてすっかり愛着がわいてしまいましたね。壊されるときは寂しいんだろうなぁ…。

私は12月の新ものづくり・新サービス展の際に3年ぶりに東を訪問する予定。はやく「おかえり!」と言いたいです!

まとめ

今朝の展活タイムズはオリンピックの開催と延期に翻弄された「俺たちの東」を振り返ってみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。