「〇〇ならなんでもお任せ」というメッセージが良くない理由

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日から明日にかけてまたしっかりと雨が降るようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示物は問題解決ごとに分類して展示をしよう!

先日の記事「展示会での展示品の並べ方」で展示品はただただ数を並べればよいわけではない、問題解決ごとにジャンル分けして並べましょう、と書きました。今日はジャンル分けせずにただただ数を並べた展示のリスクについて書いていきたいと思います。

例えばあなたの会社が「バネ屋」だったとして、展示台に空白があるのが不安で、ただただこれまで作ってきたバネを所狭しと並べた展示を展開したとしましょう。特にキャッチコピーも掲げずにその展示だけを見た来場者が受け取るメッセージはどのようなものでしょうか?

それは“バネならなんでもお任せ”というメッセージです。どんなバネ屋であっても中小企業なのだから得意なバネと不得意なバネ、利益率の薄いバネがあるはずです。なのに所狭しとバネを並べただけの展示では“バネならなんでもお任せ”というメッセージだけが伝わり、来場者から「こんなバネはできますか?」「あんなバネはできますか?」という不得意だったり利益率が薄いバネに関する問いかけを多く受けることになります。

だって、来場者にはあなたの会社が得意とするバネが伝わっていないのですから。作りたくもないバネの相談ばかりが来て、結果「展示会に出してもしょーもない客しか来ないなぁ」という感想を抱くことになります。でもそれはお客さんのせいではありません。間違ったメッセージを発信してしまったことが原因です。

得意なバネや利益率の良いバネを展示の軸とし、そのようなバネを求める人はどのようなお困りごとを抱えているのかを考え、それをキャッチコピーにするとどうなるでしょうか? 

自社が求めているお客さんが確実に立ち止まってくれるブースになるのです。

先日の記事「展示会での展示品の並べ方」に“フリマや骨董市のような展示をしているブースがありますね”とコメントしてくださった方がいらっしゃいました。ホントにそう!フリマや骨董市じゃないんだから、問題解決ごとにジャンル分けされた展示を考えましょう。

所狭しとただただ数を並べるだけの展示は“なんでもお任せ”という来てほしくないお客さんを呼んでしまう危険なメッセージを発してしまいます。ぜひ覚えておいてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは「〇〇ならなんでもお任せ」というメッセージが良くない理由について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。