10日間で70万人来場!?世界の驚くべき展示会事情

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は一日雨の予報。また季節が進むのでしょう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

「鷹狩り」の展示会があるんですって!

日々、国内外のさまざまな展示会情報をチェックしている私ですが、先日、思わず二度見してしまうほど驚いた展示会のニュースに出会いました。それが、サウジアラビアで開催された「サウジ国際鷹・狩猟展示会(Saudi International Falconry and Hunting Exhibition)」です。

「鷹狩りの展示会なんてあるの!?」という驚きから始まり、その規模や内容を調べていくうちに、展示会の専門家として好奇心を刺激されてしまいました。

10日間で70万人 桁違いのスケール

この展示会は、サウジアラビアの首都リヤド郊外のマルハムにて、毎年開催されている世界最大規模の鷹狩り・狩猟の見本市です。 今年は10月1日〜10日までの10日間にわたって開催されました。

驚かされたポイントがこちらです。

  • 出展規模: 世界中から1,400を超える企業やブランドが集結
  • 来場者数: 10日間でなんと70万人超(1日あたり約7万人!)
  • 取引価格: 生きたタカ(ハヤブサ)が展示・取引され、中には1羽で2,000万円を超えるものも!

1日7万人という数字は、日本の展示会ではなかなかお目にかかれません。 東京ゲームショウ(幕張メッセ)がそれくらいの規模。サウジアラビアをはじめとする中東地域において、鷹を所有し育てることはステータスなのですね。高所得者層や富裕層にとって、鷹狩りは現代でも重要な社交の場として機能しているのだそうです。

狩猟用ドローンからアウトドアまで。日本企業の技術は?

会場で並ぶのは、生きた鷹だけではありません。 狩猟用ドローン、過酷な砂漠環境に対応するキャンプ用品やアウトドア用品、伝統工芸品まで、幅広い製品が並びます。

これだけの巨大市場と購買力を持ったバイヤーが集まる場。 ニュースを見ながら「ここに日本のものづくり企業の技術が活きる余地はあるのか?」と考えずにはいられませんでした。

例えば、ドローンに搭載される超軽量・高耐久な精密部品やカメラ・センサー技術。 あるいは、日本の職人が手掛ける刃物や金物加工、過酷な気候に耐える高機能テキスタイル、美しい伝統工芸の装飾など。 「鷹狩り」という独自の文化を深く理解し、その現場の困りごとやニーズに寄り添うことができれば、とんでもないビジネスチャンスが眠っているように感じます。

地名「餌差町」に見る、日本と鷹狩り

鷹狩りは日本人にもかつては身近なものでした。私が生まれ育った大阪の街には、今も「餌差町(えさしまち)」という町名が残っています。 この地名は、大坂城やその周辺に暮らす武士たちが鷹狩りに使う鷹を育てる「鷹匠(たかじょう)」や、その鷹の餌を調達する人々が暮らしていたことに由来しているそうです。

大河ドラマにはよく出てくる鷹狩りのシーン。日本の歴史の中でも権力者のステータスや軍事訓練として確かに存在していた文化でした。 すっかり歴史の中の話だと思い込んでいましたが、海を越えたサウジアラビアでは、現在進行形でこれほど巨大な経済を動かす一大産業として息づいていることに、衝撃を覚えました。

まとめ

展示会の世界は、広くて奥深いものです。自社の技術や製品の売り先を考えるとき、どうしても「国内のいつもの業界」「見慣れた産業展」だけに目を向けがちです。 しかし、一歩引いて世界を見渡してみると、思いもよらない文化や市場の中で、自社の技術が求められている場所があるかもしれません。

「うちの技術はこんな分野には関係ない」と決めつけず、広い視野で市場の可能性を探っていきたいですね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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