商品力が高くても「伝達力」を磨く
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
3日間続いた雨が上がりました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
「商品力×伝達力」で展示会成果を最大化
10月14日に放送されたテレビ東京の経済番組『アンパラレルド~ニッポン発、世界へ』。特集されていたのは、工場のピッキング作業などで活躍するロボットハンドを開発されている、株式会社Thinkerさん。 1時間まるまる同社にスポットを当てた特集で、とても嬉しい気持ちで見入ってしまいました。
昨年のメッセナゴヤで感動した「圧倒的な商品力」
実はThinkerさん、昨年のメッセナゴヤで取材をさせていただいたご縁がある企業さんです。

搭載された基盤AIとセンサーカメラがピックアップする対象物を瞬時に認識し、形状や硬さに合わせて絶妙な力加減でつかみ取るロボットハンド。 当時、会場で実演を見せていただき、その器用さに感動したのを覚えています。
番組内では、年間30もの展示会を活用されていることや、JRの線路の夜間工事に関するお仕事も展示会がきっかけで受注につながったことなどが紹介されていました。
目が釘付けになったブースの変化
そんな番組の中で、今年9月に幕張メッセで開催されたファクトリーイノベーションWeekに同社が出展された際の映像が流れました。 化粧品工場などの担当者さんがブースを訪れ、お困りごとを相談されている様子が映し出されていたのですが…
私の視線は、ロボットハンド以上に「ブースの壁面」に釘付けになってしまいました!
上の写真(昨年のメッセナゴヤ)をご覧いただくと分かる通り、昨年の時点でのThinkerさんのブースは、壁面に小さめのポスターが1枚ポツンと貼られているだけの状態でした。 実はこのポスターの中にも小さく3つのお困りごとが書いてあるのですが、通路を歩く来場者には文字が小さすぎて読めないサイズ感だったのです。
それが、今年9月の展示会ブースでは、壁面が大きな進化を遂げていました!
- 「バラ積み・未整列 人手に頼っていませんか?」
- 「品種切り替えのたびに 段取りで止まっていませんか?」
- (※もう1枚はお客様の姿と重なって読めませんでしたが、間違いなく3つ目のお困りごと!)
見込み客のお困りごとを掲げたパネルが3枚並んでいました。(テレビ画面のキャプチャを載せるわけにはいきませんので、気になる方はぜひ「テレ東BIZ」などのアーカイブでチェックしてみてください)
「商品力」にあぐらをかかず、「伝達力」を取り入れる強さ
テレビで1時間特集を組まれるほどの先端技術や圧倒的な「商品力」を持っている会社ですら、展示会では「良いものを作っていれば勝手に人が集まる」とは考えていません。「遠くの通路を歩く見込み客に、自社の技術がどう役立つのかを一瞬で届ける」という伝達力を高める改善を、実行されているのです。
来場者が通路で足を止めるのは、「すごい技術スペック」を見たからではなく、「あ、これはまさに今のうちの工場の悩みだ!」と自分ごととして直感した瞬間です。
まさに展活がずっとお伝えし続けている「問題解決型ブース(お困りごとの見える化)」の王道アプローチを、最先端のロボット企業さんが実践し、確かな成果を出されている姿を目の当たりにして、一人でテンションが上がってしまいました(笑)。
まとめ
自社の商品や技術に自信がある企業さんほど、「なぜ展示会で人が立ち止まってくれないのだろう?」と悩んでしまいがちです。でも原因は単に「通路を歩く相手に届くサイズと切り口で伝えていない(伝達力の不足)」だけかもしれません。
どんなに素晴らしい商品力も、正しい伝達力と掛け合わさってこそ、本来の力を発揮します。
皆さんの会社のブースは、通路を歩く見込み客のお困りごとをしっかり掲げられていますか? Thinkerさんの改善に、展示会における「伝える工夫」の大切さを改めて教えていただきました。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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