ものづくりワールド大阪2026 来場者数とDXの現在地

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

朝方の雨でしっとりとした朝。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

DX化の波とデジタル×アナログの試行錯誤

10月7日(水)~9日(金)の3日間、インテックス大阪1~6号館を使用して開催されたものづくりワールド大阪2026。主催者より、今年の来場者数が発表されました。

今年の来場者数:33,489人

昨年(2025年)の30,615人から約3,000人近く増えましたね。コロナ前の2019年は40,071人でしたので、コロナ前比で見ると83.6%までの回復となります。

ただ、そろそろこの「コロナ前との比較」をすること自体、手放してもいい頃合いかなと感じています。 展示会のあり方そのものが当時とは大きく変わり、単なる人数の多さではなく「目的意識を持った確度の高い来場者がどれだけ集まり、密度の濃い商談が生まれたか」へとフェーズが移行しているからです。何はともあれ、前年比でしっかりと増加し、会場全体に活気が戻っているのは嬉しい限りです。

今回は、現地を歩いて肌で感じた「展示会の変化とDXの現在地」について、気になった7つのポイントを記録しておきます。

会場で体感した「7つの変化」

① 紙の招待状が届かなくなった

いつ頃からだったか明確には覚えていませんが、最近のRX Japan系の展示会からは、かつて当たり前のように届いていた紙の招待状が一切届かなくなりました。案内はすべてメール経由のデジタル一本に移行しています。

② 入場料5,500円化(VIPは0円)

先日の幕張メッセ(高機能素材Week等)では「会期の1ヶ月前までに登録すれば無料」という仕組みでしたが、今回のものづくりワールド大阪では、VIP登録であれば当日でも0円、一般は5,500円という運用になっていました(VIPの定義は課長以上)。主催者側も会場や時期によってルールを微調整しながら試行錯誤している様子がうかがえます。

③ 【アナログ健在】紙の会場図

今年5月の高機能素材Week大阪では紙の会場図が全廃され、スマホ画面だけで広大な会場を回らなければならず、見づらくて苦労しました。しかし今回は紙のフロアマップが健在。インテックス大阪全館のようなメガ展示会では、一覧性のある紙の地図が圧倒的に見やすく、これはありがたかったです。

④ 名刺スキャンの仕組み

来場者が首から下げている入場証の二次元コードを、スマホに入れた専用アプリで読み取って名刺情報をデータ化する仕組みが定着しています。このアプリは1台分が出展料に含まれており、2台目以降を追加する場合は別途費用(約5万円)がかかります。

⑤ チラシ・カタログの「二次元コードDL」が定着

すべてのブースにチラシやカタログをダウンロードするための二次元コード付き卓上ポップが設置されていました。来場者が自分のスマホで読み取れば、手元にデータが保存されます。「重い紙の資料を持ち帰りたくない」という来場者のお困りごとを解決しており、昨年よりも明らかに利用している人が増えていました。

⑥ 【アナログ健在】次回開催申込ボード

会場内に設置された次回(2027年)の出展申込ボードは、今回はアナログな貼り出し形式でした。展示会によってはここが大型デジタルサイネージになることもあり、一括更新できるデジタルの利便性もありますが、見る側としては「どこがどれくらい埋まっているか」が直感的に一番把握しやすいのは、やはりこのアナログボードだと感じます。

⑦ 【新機能?】「接続をエクスポート」メール

来場の翌営業日、来場者のもとに「ものづくり ワールド大阪で作成した接続をエクスポート」というタイトルのメールが届きました。リンクを開くと、当日立ち寄ったブースの一覧と訪問時間がブラウザ上で確認でき、会社名をクリックすればそのまま資料がダウンロードできる仕組みです。これは今回からの試みだと思いますが、どのブースに訪問したかを思い出すフックになり、会期後の検討がスムーズになる効果が期待できます。

デジタルとアナログを行き来しながら進化する過渡期

ペーパーレスやデータ連携といった急速なDX化の波が進む一方で、会場図や出展ボードのように「やっぱりアナログのほうがパッと見て分かりやすいよね」という揺り戻しもある。

展示会の現場を見ていると、デジタルとアナログの間を行ったり来たりしながら、「何が出展社と来場者双方にとって最もストレスがなく、成果につながるのか」をリアルタイムで試行錯誤している過渡期なのだと感じます。

出展する側としても、こうした主催者のシステムや来場者の行動変化(重い資料は持ち帰らず後からデータで見るなど)に常にアンテナを張り、自社の見せ方やフォロー体制をアップデートしていきたいですね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!

>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします