注目分野の展示会に出るということ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

すっかり暖かくなり桜もだいぶ咲いてきました。ここから1週間くらいが見ごろになりそうです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

これまで出展してきた展示会との違いとは

3月16日(水)~18日(金)東京ビッグサイトで開催されていたスマートエネルギーweek内のバイオマス展に出展されていたケイ・エイチ工業(株)さんのブースをお手伝いしていて気づいたことをまとめておきたいと思います。

スマートエネルギーweekの概要については先日の記事に書いたので省略します。なんせ“脱炭素”とか“バイオマス”など今、注目の成長分野の展示会なのです。上の画像は来年の申込ボード。今回は東1~6での開催でしたが、来年は7,8にも拡大され「サーキュラーエコノミーEXPO」が追加されます。サーキュラーエコノミーとは循環型経済という意味です。すでにずいぶん売約済みになっていることからも人気ぶりがわかります。

ここ3年の来場者数推移をまとめてみました。2019年のデータを見つけられなくて申し訳ありません。おそらく7万人くらいかと推察します。だとしてもコロナ禍の一番底のタイミングでも18,000人を集客しており、そこから毎年1.5倍で増えています。同日開催の日本ものづくりワールドはこの更に半分まで落ちていたので、コロナ禍でもそこまで集客が落ちなかったことがわかります。

ケイ・エイチ工業(株)さんが自社のプラントIoTをアレンジして開発された火災予防システムを出展されたことで、はじめてこの展示会にがっつりと関わりました。これまで出展されてきたプラントショーと比較することで、注目分野の展示会と成熟産業の展示会の違いを感じました。

はじめて来るお客さんが多い

プラントショーの来場者の大半が毎年来るお客さんなのに対し、この展示会で出会ったお客さんははじめて来るお客さんが多いように感じました。これから新規でバイオマスに参入するという方も多かったです。

お困りごとを探すところから

成熟産業の展示会ではお客さんのお困りごとは明確なので、そのお困りごとに対してわかりやすく解決策を打ち出せば確実に商談につなげることはできるのですが、注目分野の展示会ではそもそもお客さんが何に困っているのかを探るところからはじまります。お客さんもチャレンジ段階なので、次々に新しいお困りごとが生まれます。それに対して自社の強みをどう活かしていくのか、を考えることができる、という点が注目分野の展示会に出ることの最大のメリットだと思いました。

展示会ビギナーはまずは今やっていることを問題解決型で表現することでこれまでと違うお客さんと出会うことを目的に展示会活用をされていけば良いですが、そこよりも更に先を目指すときは今、注目されている分野にどうすれば参入できるかという視点で展示会を活用していく、というステージがあるのだな、と思った経験でした。

まとめ

今朝の展活タイムズは注目分野の展示会に出るということというテーマでスマートエネルギーweekの会場に3日間身を置いてみて感じたことをまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。