Japan IT week オンライン2023冬 来場者数推移
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
昨日は一晩中雨でした。季節外れの暖かさが続きます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
オンライン展示会の推移を定点観測
2023年12月5日(火)~7日(木)第6回Japan IT weekオンライン2023冬が開催されました。
Japan IT weekオンラインとはコロナ禍の2021年6月にはじまったRX JAPAN社による完全オンライン開催型の展示会で、毎年6月と12月に開催されてきて、今回で6回目をむかえます。
RX JAPAN社はコロナ禍前期の2020年はいち早くハイブリッド型展示会、すなわちリアル・オンライン併設型の展示会を立ち上げられました。そして2021年には早くもリアルはリアル、オンラインはオンラインで切り分けられ、その先駆けとなったのがJapan IT weekオンラインでした。
1回目から毎回見学をしており、その変遷を見てきました。大きな変化としては2022年まではバーチャルブース型だったのが、2023年からはメタバース型に変わったことです。
現在はアバターがないタイプのメタバース型で運営されています。来場者登録をしてログインすると、初期画面は展示会会場の外観。そこからマウスを進めて会場に入り、気になるブースに入っていく、という動線になっています。
ブースに入るとメッセージ(チャットのようなもの)で話しかけられることが多いです。ブースに入っただけではこちらの名刺情報はわかりません。オンライン名刺交換や資料ダウンロードをすると名刺情報が渡されるようです。
来場者数推移は下記のとおりです。

来場者数は毎回ジリジリと減っており、ついに初回の半分以下になってしまいました。更に驚くのが出展社数の減少です。前回の27社にもびっくりしましたが、今回はなんと14社。初回の4%にまで減ってしまいました。
この要因はやはりリアル展示会が復活し、オンライン展示会の意義が薄れてきたことと、出展料の高さが考えられます。出展料は公開されていませんが、リアルと同じくらいと聞いています。
しかしこの出展社数の少なさは言い換えると1社あたりの来場者数が多い、とも言えます。今回は14社に対して4,399人が来場しているので、1社あたりの来場者数は314人。これはリアル展示会ではまずありえない数です。
現状、メタバース型のオンライン展示会をストレスなく動かそうとするとハイスペックなPCと強いネット環境が必要です。皆が等しくその環境を手に入れるまで、もう少し時間がかかると思うんですよね。いずれそんな時代が来ることを見越して、このかたちでオンライン展示会の実験を続けておられるのだろうな、と推察しています。
とはいえ、年2回のペースで開催されてきたこちらの展示会ですが、公式サイトに「次回は来年下旬に開催します」という表記が出ています。当初、発表されていたように2026年までは6月に開催する、というスケジュールは一旦見直されるようです。
コロナ禍をきっかけにはじまったオンライン展示会。3年間、すごいスピードで進化を遂げました。今も役割を終えたとは思っていませんが、一旦スピードは落ち着くことになるのかな、と。
以前にも書きましたが、10年くらい前からオンラインゲームで知り合って結婚した、という話をよく聞くようになりました。オンラインゲームで結婚できるなら、オンライン展示会で商売はできるはずなんです。引き続き定点観測を続けてまいります。
まとめ
今朝の展活タイムズはJapan it weekオンライン2023冬の来場者数推移からオンライン展示会の現状を考えてみました。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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