模擬ブースのススメ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

6月はじめにしてはずいぶん暑かった昨日。近くの学校の体育大会で大量の熱中症が発生したそうです。早めの対策が大事ですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

出展前に一度、社内で模擬ブースを組んでみましょう

6月22日から東京ビッグサイトにて日本ものづくりワールドが開催されます。展活企業さんが多く出展されるこちらの展示会ですが、皆さん準備は進んでいますか? 出展のできれば1ヶ月前にぜひともやっておいてほしいことがあります。

それは社内に模擬ブースを組んでいただくことです。

工場のすみっこでも、食堂でも、倉庫でも、もちろん社長室の一角でもよいので、空間を確保してください。一度、模擬ブースをやっておくことで様々なことが見えてきます。ポイントは下記のとおりです。

寸法をきちんと測る

展示会によってブースのサイズは違います。3m×3mが多いですが、奥行きが2mだったり、手前の仕切りパネルがあったりなかったり、高さも2700mmが多いですが、2100mmだったりもします。そのあたりの寸法をメジャーできちんと測り、養生テープで印をつけ、そのラインにそって展示を展開しましょう。

壁面装飾用タペストリーは制作前にプロジェクターで確認

模擬ブースを出展の1ヶ月前にやっておいてほしい理由は壁面用タペストリーのデザインを制作前に確認しておきたいからです。データができた時点できちんと高さを測った壁にプロジェクターを用いて投影し、ブースの奥行きと更に通路を挟んでも来場者から認識されるような文字の大きさや色使いになっているかを確認します。これをやっておくことで訴求力の高い壁面装飾が可能になり、作り直しという最悪のロスを防ぐことができます。

問題解決を説明するための展示品が揃っているか

通路に沿うように展示台に見立てた会議テーブルを置き、そこに実際の展示品を並べてみます。展示品はただただ数を並べるのではなく、今回の出展コンセプトに合わせた“問題解決を説明するための展示品”を並べてください。もしこの問題解決を説明するには展示品が不足しているな、と気づいても1ヶ月前に模擬ブースをやっておけばそこから作ることができます。

展示会で成果を出すために、出展の1ヶ月前に模擬ブースを組んでみることの重要性が伝わりましたでしょうか? 日本ものづくりワールドまですでに1ヶ月を切ってしまっていますが、今からでもやったほうが確実に良いので、ぜひやっておいてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは模擬ブースのススメでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。