角小間(角ブース)と中小間(中ブース)の違い

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

4日連続で猛暑日の予報を見てクラクラする朝。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

角か中かで準備物は変わります

展示会に来場者として参加する際は、ブースの位置が角だろうが中だろうが特に気にすることはないと思います。しかし自分が出展社側になった途端、ブース位置が角なのか中なのかで結構違うので、ブースがどこに配置されるかはとても重要なポイントです。

多くの場合、ブース位置がわかるのは展示会の2ヶ月ほど前に開催される出展社説明会です。大抵、出展者説明会で会場図が配られ、それによって自社がどこに配置されたのかを知ります。展示会によっては角小間と中小間で価格設定を変えているところもあります。その場合、高額なのは角小間です。

なぜかと言うと、角小間は2面が通路に面しているので、来場者からの視認性が高いからです。

準備物も変わってきます。3m×3mのブースだとすると、角小間の壁面は6m。なので6m分の壁面装飾(タペストリーやポスターなど)を準備する必要があります。中小間の壁面は9mなので、角小間よりも3m分多く壁面装飾の準備が必要です。

パラペット(鴨居部分)は中小間の場合は準備した方が良いです。来場者は上を見ながら歩き、自社に関係あるかどうかを判断してからブースの中に視線を移すからです。

角小間の場合にパラペットを設置するかどうかは判断が分かれるところです。角にモニターを斜めに置いて動画を流すことは来場者の足を止めるのに有効なのですが、角小間にパラペットを設置しようとすると、角の部分に柱を立てる必要が出てきてモニターの斜め置きができなくなるからです。

以前、アルミトラスを使ってパラペットを作り、角部分ではない場所に柱を立て、モニターの斜め置きを可能にしたブースを見たことがあります。視認性を高めるために皆、いろいろと試行錯誤しながら工夫されているのだな、と感心しました。

展示台は角小間の場合は2面に、中小間の場合は1面に置くことになります。なので中小間の場合は展示台をひな壇状にし、奥の展示台を高くして展示する方法をおすすめしています。

角が当たればラッキーですが、中小間でもきちんと対策をすれば来場者でにぎわうブース作りは可能です。それぞれに必要な準備物を把握した上で、当日に備えてくださいね。

まとめ

今朝の展活タイムズは角小間(角ブース)と中小間(中ブース)の違いについてまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。