キャッチコピーで数字を効果的に使う3つのテクニック
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
暑いですね、という挨拶ばかりしています。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
「不良率ゼロ!」と言えなくても大丈夫
展示会のブースで、来場者の足を止め、心をグッとつかむキャッチコピーを作りたい!これは出展社にとって永遠のテーマですよね。 様々なテクニックがありますが、その中でも特に有効なのが「数字を入れる」ことです。
例えば以前、展活タイムズでも紹介した三洲ワイヤーハーネスさんのブース。>>記事はこちら
ブースの中で力強く宣言されている「そのハーネス3営業日で解決」というメッセージ。 どうでしょう?「迅速に解決します!」と言われるよりも、「“3営業日”で解決します!」と言い切られる方が、その解決能力への信頼感が、一気に、そして圧倒的に増しますよね。
しかし、多くの企業さんから、こんなお悩みもよくお聞きします。 「うちでは、なかなかそんな風に数字でバシッと言い切るのは難しいんです…」

わかります、その気持ち。 そこで今日は言い切れない場合でも、ちょっとした工夫で数字を有効に、そして誠実に使うための3つのテクニックをご紹介します。
なぜ、キャッチコピーに「数字」を入れると効果的なのか?
テクニックをご紹介する前に、そもそもなぜ数字がこれほど有効なのか、その理由を簡単におさらいしましょう。
- 具体性が増す: 「早い」より「3日」、「高品質」より「不良率0.01%」の方が、具体的で、誰にとっても分かりやすいからです。
- 信頼性が高まる: 数字は客観的な事実として認識されやすく、メッセージ全体の信頼性を高めてくれます。
- 記憶に残りやすい: 数字は言葉の中で良い意味での“フック”となり、多くの情報に触れる来場者の印象に残りやすくなります。
「言い切れない…」を解決!数字を有効に使う3つのテクニック
それでは、本題です。「言い切る」のが難しくても、数字のパワーを借りるための3つの実践的なテクニックをご紹介します。
テクニック1:「挑戦」として見せる
「“不良率ゼロ!”と断言するのは、万が一のことを考えると保証の問題もあり、非常に難しい…」 そうですよね。でも、「不良率ゼロへの挑戦!」ならどうでしょう?
これは嘘偽りなく、自社の品質に対する高い志や、品質向上へ真摯に取り組む姿勢を示す、非常にポジティブなメッセージになります。「ゼロを目指して頑張っている会社なんだな」という誠実さが伝わりますよね。
テクニック2:「最短」「最大」などの限定条件を付ける
「“納期1週間”と言いたいけれど、他の受注状況によっては守れない時もある…」 これも、ものづくり企業ならではのリアルな悩みです。そんな時は、「最短納期1週間」ならいかがでしょうか?
これなら嘘にはなりませんし、かつ「最速で対応すれば1週間でできる」という自社の能力を、誠実にアピールすることができます。「最大〇〇まで対応可能!」といった使い方もできますね。
テクニック3:特定の「事実」を切り取る
“生産性2倍!”などの表現も状況次第で言い切れないこともありますよね。その場合は事実だけを切り取ると良いです。例えば「A社の導入事例で生産性2倍を達成!」とすれば事実に基づいた説得力のあるアピールになります。
まとめ
今回紹介した3つのテクニック①挑戦として見せる、②限定条件を付ける、③事実を切り取る いかがでしたでしょうか?
「言い切れないから…」と、キャッチコピーに数字を使うことを諦める必要はありません。 大切なのは、誠実さです。嘘や誇張ではなく、伝え方を少し工夫することで、数字はあなたの会社の味方になってくれます。
ぜひ、自社の強みや実績をもう一度見直し、このテクニックを使って、来場者の心に刺さる、具体的で信頼性の高いキャッチコピー作りにチャレンジしてみてください! その一工夫が、次の展示会の成果を変えるかもしれませんよ。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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