展示会だからできること

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

しばらくすっきりしないお天気が続くようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

来場者は何を期待して会場に足を運ぶのか

今日から大阪では高機能素材weekがはじまります。私も企業さんと一緒にまいりますが、あらためて考えてみたいテーマがあります。それは「展示会だからできること」。展示会主催者は来場者に向けて下記のような展示会に足を運ぶメリットを提示します。

実物・実機・デモを見ることができる
・複数の企業を比較検討できる
・その場で相談できる

ということは、来場者は上記のようなウェブや直接営業、店舗営業にはないメリットを期待して会場に明日を運ぶわけですから、出展企業はその期待に応える準備をしておく必要があります。

実物・実機・デモを見ることができる

実物・実機・デモを見せられる業態であるならば、実物・実機を置き、デモを見せられるようにしてください。ただ実物や実機がない、大きすぎて置けない、かたちがないサービスなど業態によっては展示できないものを扱う企業もあるでしょう。

その場合はこんなふうに考えてください。

例1:部品加工業「お客さんから預かった部品を展示会に出すわけにはいかない」
展示会のために展示会用の展示品を作って展示する。その際はコンセプトに合った“問題解決を説明するための展示品”を意識することが重要です。

例2:機械修理・メンテナンス「実機は大きすぎて置けない」
大きなモニターで動画を流し、問題解決事例のPOPを展示する。

例3:システム「かたちがないサービスだから展示できるものがない」
基本的には動画を流しっぱなして、時間を決めてブースでプレゼンをする。問題解決事例のPOPを展示する。

このように「どうすれば展示できるか」を考えてみてください。

複数の企業を比較検討できる

出展コンセプトを考える際に“同業他社と比べて優れている点は何か”を明確にし、そこを強調したチラシ・ブースを展開する。

その場で相談できる

相談に応えられる人がブースに立つ。新人さんや技術担当以外の社員さんも一緒に立ってもらうことで、その方の教育にもなります。

ぜひ来場者は展示会に何を期待して足を運ぶのか、を頭に置いて展示会作りを進めてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは「展示会だからできること」という来場者の期待に応える対策を考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。