展示会ブース解説@らんぷさん

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は夕方から雨の予報。夜は涼しくなりそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

“ブースが変わるとお客さんが変わる”を実感

9月14日(木)~15日(金)大阪天満橋のOMMビルで開催された大阪ギフトショー2023に出展されたらんぷさんのブース解説をします。“らんぷ”とは(有)三和金型製作所さんが新たに立ち上げられたブランド名です。その新ブランドの第一弾製品として「幸せのペーパーウエイト-Bun-chin-」を大阪ギフトショーでお披露目されました。

これまでのサポートの様子はこちら

>>コンセプト
>>ロゴ・ウェブサイト・チラシ
>>模擬ブース

こちらの文鎮は三和金型製作所さんの技術を駆使して削り出した文鎮本体に、環境に配慮した表面処理を行い、和歌山の地場産業である「黒江塗り」をほどこしたものです。文鎮としてだけでなくカード立て、ペン立て、ツボ押し、マグネットを使用しメモを貼ったりと多機能を備えています。

対象者はインバウンド需要を持つショップや高所得者層の顧客を持つバイヤーさん。そういった方に伝わることを目的にコンセプトを固めてまいりました。

そうやって出来た展示会用チラシがこちら。

実はらんぷさんは昨年も三和金型製作所さんとして大阪ギフトショーにこの文鎮を1つ前のバージョンで出展をされました。その際のブースがこちら。

こちらも良いブースでしたし、初出展としてはたくさんの気づきを得られた出展ではあったのですが、
・本当に立ち止まってほしい人に届いていないような気がする
・立ち止まらなくて良い人をたくさん止めてしまっているような気がする
といった課題がありました。

その課題を克服するため、今年の出展にあたって改めてコンセプトを明確にし高級感を前面に押し出したブース案を作成。出来上がったブースがこちら。

展示会全体で見てもここだけ異彩を放つブースが完成しました。このブースで出展を試みたところ一番感じたのが「ブースが変わるとお客さんが変わる」ということだったそうです。高級品であるということは一目でわかるので、安物を求めて来られた方はそもそも立ち止まりません。高級で日本らしい贈答品を求めている人だけが立ち止まるブースになりました。

構造がどうなっているのかというと、斜めに梁が入っていて、タペストリーの奥はストックルームになっています。ここで商談内容の記録や名刺の整理などお客さんに見られたくない作業ができるということです。

5つおかれた展示台はそれぞれの役割を果たしています。まずは頂点にあるメインの展示台。

下からライトアップし回転台で文鎮を回すという華やかな展示でまずは来場者の目を止めます。

そして興味を持って立ち止まってくださった方には両サイドのご利用シーンの展示で使い方を説明します。

洋室でのご利用シーン。

和室でのご利用シーン。

この展示を使って説明をし、商品の良さをご理解くださった方は、お客さまのほうから名刺交換を申し出てくださったそうです。

最終的に集まった見込み客名刺はものすごく数が多いというわけではありませんが、非常に確度の高い方から名刺をいただくことができました。コンセプトを明確に表現したブースを作ることでこんなにも接客はラクになるのか、というのがまったく違うブースで2回の展示会を経験されたらんぷさんの感想です。

実は私はずっとらんぷさんをサポートさせていただいてきましたが、私自身から出たアイディアはこのブースには何もありません。私はただらんぷさんがやりたいことをどうすればできるのかを一緒に考えてきただけです。

といった展示会を終えたところ、終了直後からぜひうちで扱いたいという問い合わせが複数入るという結果が出ました。

展示会後のアフターフォローはまだはじまったばかり。この文鎮をスタートにらんぷさんがブランドとして成長していかれる過程をこれからもお手伝いしていきたいです。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会ブース解説@らんぷさんでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。