他社と差別化できるウリがないのですが…
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
台風が過ぎ朝晩が少し涼しくなりました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
「独自性」がない、という悩み
展示会を作っていく過程でぶち当たる壁の一つに「独自性」がない、という悩みがあります。
・自社がやっていることは自社だけができることではない…
・なので差別化できない…
・他社でもできることをアピールしてもきっと埋もれてしまう…
そんなお悩みです。
確かに展活式の問題解決型展示会を作る過程で製造業であればよくあるのはいわゆるQCD。QCDとは品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)の頭文字です。品質のお悩み、コストのお悩み、納期のお悩みを解決します!というコンセプトになってしまう。
もちろん品質とコストと納期のお悩みを解決できるということ自体は素晴らしいです。しかし多くのものづくり企業がQCDをうたっています。なので「よくあるコンセプトだなぁ…。」という感想を作成した自分自身が持ってしまうのです。
伝達力でどうにかなるのか?
展活セミナーでは展示会の成功と失敗を決めるのは商品力と伝達力の総合点だ、とお伝えしています。QCDをうたえるということは商品力そのものは高いのです。しかし他もやっているのでその他大勢と同じに見えてしまいます。
では、他と同じに見えないようにするにはどんな方法があるのでしょうか。
キャラクターになる
一つ目にご紹介する方法は“キャラになる”、です。たとえば社長を含む経営陣や、営業チームが「ゴレンジャー」のようなキャラになり、「私たちが助けます!」というメッセージを発するのです。顔出ししたキャラになることで「親しみやすさ」「対応力」がアピールできます。
愛知県稲沢市の(株)グランツさんの「プラレンジャー」が生まれたのは2018年のことでした。今ではすっかりこのキャラが定着し、展示会では「本物に会えた!」といった声が飛び交います。
キャラクターを作る
2つめはキャラを作る、です。自身がキャラになることにはさすがに抵抗があるということであればキャラに言ってもらいましょう。絵が得意な社員さんがいらしたら描いてもらえると一番良いですね。今はウェブで依頼できるサービスもあります。ランサーズなどのサービスを活用し、キャラクター作成を依頼こともできます。
お客さんの言葉からコピーをひねり出す
最後にお客さんの言葉からコピーをひねり出す方法。上の2つとは少し系統が違いますが、基本の考え方です。例えば「品質のお困り事解決」ではなく、お客さんは具体的に品質のどの部分で困っているのか。自社はどのような品質のお困り事なら解決できるのか。そこに注目し、言語化すること。それを元にコピーをひねり出すことができれば良いですね。他社にもできることであっても、まさに今、それを求めている人には響く言葉になるはずです。
まとめ
結論は「独自のウリ」にとらわれないことです。唯一無二の独自のウリなんて持っているのはほんの一部の企業。ほとんどの企業が他社にもできる技術やサービスを提供しています。それをどう見せるのかが伝達力。これからも目の前の企業さんの表現を一緒に考えながら、私自身の引き出しの数も増やしていきたいです。
今朝の展活タイムズは「独自性」がない、という悩みについて考えてみました。
今日もお読みいただきありがとうございます。
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大島 節子
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