Business Connect Osaka―女性×世界の力で未来を創る― レポ

2025年6月2日 2025年6月2日

大島節子

おはようございます＾＾
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

６月に入りました。上半期はあと1ヶ月。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

女性とグローバルな視点が拓く未来

5月30日（金）大阪産業創造館にて「Business Connect Osaka―女性×世界の力で未来を創る―」という展示会が開催されました。

この展示会は大阪・関西万博に向けた中小企業参画機会創出事業の一環。女性の活躍を多角的に支える製品やサービスが一堂に会しました。

「Business Connect Osaka」とは？～開催の背景と目的～

まず、この「Business Connect Osaka」がどのような展示会なのかご紹介します。「女性」そして「世界（グローバル）」という2つの大きなキーワードを軸に、「フェムテック」や「女性活躍」に関連する多様な商材・サービスを提供する企業が出展。

主催は大阪市と公益財団法人大阪産業局。そして、女性が所有・経営する企業を国際認証し、大手企業のサプライチェーンに繋げることで事業成長を支援する国際NGO「WEConnect International」と協力して開催されている点も、この展示会の特徴です。女性の活躍を支援する製品やサービスを探している企業の方々、そして女性をキーワードにした新しいビジネスの機会を創出し、グローバルな繋がりを広げたいと考えている方々にとってのマッチングの場を提供していました。

「WEConnect International」のような国際的な組織と連携することで、国内だけでなく、海外の企業も数多く出展をされていました。

各フロアの出展ジャンル

会場は産創館の４Fと３F。「フェムテック」「ウェルネス」「ライフスタイル＆テクノロジー」「健康・医療」「妊娠・育児サポート」「美容」「メンタルヘルス」「ワークライフバランス」「ウーマンキャリアサポート」「ダイバーシティ推進」「グローバル連携」「AI活用」それぞれのフロアで多種多様な企業が、展示をされていました。

4Fフロアでは主に女性の活躍に資する商材・サービスを持つ日本の企業が集結。3Fフロアでは、WEConnect Internationalに加盟している海外の企業のブースも多く並んでいました。

各ブースとも、それぞれの製品やサービスに込められた想いと、社会をより良くしたいという具体的な提案があり、興味深く拝見させていただきました。

「展活」的視点：この展示会から学ぶべきこと

さて、展示会活用アドバイザーとしての視点から、この「Business Connect Osaka」を見て何を感じ、何を学んだか。一般的な展示会にも通じる大切なポイントがいくつかありました。

まず、「明確なテーマ」の重要性です。「女性×世界の力で未来を創る」というテーマが設定されていることで、出展社もそのテーマに沿った企業が集まりやすく、来場者も目的意識を持ってブースを訪れると感じました。

次に、「社会課題へのアプローチ」がビジネスになるということ。フェムテックや女性活躍支援、ダイバーシティ推進といった、これまでどちらかというと「取り組むべき課題」として認識されていた分野が、具体的な製品やサービスを通じて、新しい市場やビジネスチャンスを生み出している現実を目の当たりにしました。

そして、「多様な連携の可能性」です。大手企業、中小企業、スタートアップ、国際的なNGO、そして自治体といった、様々な立場や規模のプレイヤーが一堂に会し、連携することで、単独では生み出せない新しい価値やイノベーションが生まれる土壌があると感じました。

「自社の製品やサービスが、どのような社会課題に貢献できるのか？」そうした視点を持ち、それを明確に打ち出していくことが、これからのビジネス、そして展示会出展においてはますます重要になってくるでしょうね。

まとめ：「未来を創る力」を感じた一日

今回の「Business Connect Osaka」は、単に製品やサービスが並ぶ展示会というだけでなく、新しいビジネスの可能性、多様な人々のエンパワーメント、そしてより良い社会を創るためのヒントに満ちた場でした。

「女性の力」、そして「グローバルな視点」が、これからのビジネスや社会において重要であると再認識させられた機会となりました。この展示会から生まれる新しい繋がりやビジネスが、私たちの未来をより豊かに、そしてよりインクルーシブなものにしてくれることを期待しています。

今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中！

＞＞展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

この記事を書いた人
最新の記事

大島節子

展示会活用アドバイザー：展活

1975年大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。