JECA FAIR 2025 (第73回電設工業展 )レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は一日しっかりと雨が降るようです。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

電設技術が拓く新たな可能性

5月28日(水)~30日(金)インテックス大阪の2・3・4・5号館にて「第73回電設工業展 JECA FAIR 2025」が開催されました。

特に今年のJECA FAIRは、来場者数において目を見張るものがあり、さらに未来を担う若い世代の姿も多く見受けられたのが印象的でした。

「JECA FAIR」とは?~国内最大の電気設備総合展示会~

この展示会は、電気設備に関する資機材、工具、計測器、ソフトウェア、システムといった新製品の紹介はもちろんのこと、最新の施工技術や輝かしい施工実績、学術研究の発表、さらには電気設備業界の魅力や多様な働き方を紹介する各種イベントまで網羅する、国内最大の電気設備総合展示会です。 毎年、東京と大阪で交互に開催される歴史と実績のある展示会です。

コロナ前を超える来場者数

今回のJECA FAIR 2025でまず特筆すべきは来場者数でしょう。 主催者発表によると、大阪開催のここ数年の推移は…

  • 2018年:95,454人
  • 2020年:中止
  • 2023年:80,687人
  • そして、2025年(今回):98,228人!

ついに、コロナ前の2018年の数字を上回る結果となりました。この数字を知った時は、思わず「すごい!」と声が出そうになりました。

JECA FAIRは、インテックス大阪の約半分の展示ホールを使用し、開催期間は3日間です。そして、コミックマーケットやモーターショーのような一般消費者向けのイベントではなく、BtoB(企業間取引)の専門展示会です。その条件で大阪でこれだけの集客を実現するというのはまずありません。 電気設備業界への関心の高さ、そして何よりも「直接見て、触れて、話を聞く」というリアルな展示会の価値を、改めて示す結果と言えるでしょう。

未来の担い手たち 学生さんの多さが際立つJECA FAIR

今回のJECA FAIRで、もう一つ私の心を温かく、そして頼もしくさせてくれた光景が、会場で多くの学生さんの姿を見かけたことです。企業の担当者の説明に真剣に耳を傾ける若い学生さんたち。その姿は、まさに日本の電設産業の明るい未来を象徴しているようでした。

実はこの展示会、単に最新技術や製品を紹介する商談の場であるだけでなく、「未来の電設産業を支える人たちに、業界の魅力や可能性を直接見てもらう」という目的も持っているのです。学生さんには交通費を助成する制度もあるようで、業界全体で若い世代を育成し、この分野に興味を持ってもらおうという取り組みに感銘を受けました。

まとめ

電気設備業界の現在地を示す最新技術の数々、そしてこれからを担う若い世代の真剣な眼差し。その両方を間近で見ることができ、私自身も多くの刺激と、展示会という場が持つ力の大きさを改めて学ぶことができました。

この熱気が、電気設備業界全体のさらなる発展、そして日本のものづくりの未来へと繋がっていくことを心から期待しています。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。
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