大阪ギフトショー2025 レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
酷暑が終わりました。たぶん夏はまだ終わってませんが、ようやく一息。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
パーソナルギフトと販促・企業ギフトの専門見本市
9月18日(木)~19日(金)、第67回大阪インターナショナル・ギフトショー」が天満橋のOMM2階展示ホールにて開催されています。

会場には、美容、インテリア、グルメ、サステナブルといった多彩なジャンルの約120社が集結。海外からの出展や高知県・岐阜県といった自治体の合同ブースも見られ、初日から多くのバイヤーや来場者が訪れていました。
なぜ今、ものづくり企業が「ギフトショー」に注目するのか?
私たち「展活」の視点から見ると、大阪ギフトショーはこれまで工業部品などBtoBビジネスを主としてきたものづくり企業が、自社製品を開発しBtoC市場に進出する際の「登竜門」してよく活用される場所なのです。
その理由は多様なジャンルのバイヤーの反応を、大き過ぎない“ちょうどいい規模感”の中でダイレクトに感じ取れるから。自社製品の可能性を探る上で、これ以上ないテストマーケティングの場と言えるでしょう。
「東京か、大阪か」永遠のテーマ
「ギフトショーなら、巨大な東京ギフトショーに出展した方が良いのでは?」という声は、確かによく耳にします。事実、大阪の規模は東京の約10分の1。しかしそこには「小さいからこそのメリット」が存在します。
- メリット①:丁寧な出会い
巨大展示会では一つ一つのブースをじっくり見る時間は限られます。しかし大阪の規模ならバイヤーも一つ一つの商品を丁寧に見て回ることができ、深い商談に繋がりやすくなります。 - メリット②:回遊性
「さっき見たあのブース、もう一度話を聞きたいな」。そう思った時、この展示会ならすぐに引き返せます。巨大すぎる東京では一度通り過ぎたエリアに戻るのは至難の業。この「引き返せる」手軽さがビジネスチャンスを逃しません。
ライフスタイルWeekとの“集客密度”の違い
大阪にはよく似た客層の展示会としてライフスタイルWeek関西があります。総来場者数だけを見ると、ライフスタイルWeekの方が多いように見えますが“1日あたりの集客密度で比較すると興味深い事実が浮かび上がります。
【2024年実績データ比較】
- 大阪ギフトショー: 13,925人 ÷ 2日間 = 1日あたり約6,963人
- ライフスタイルWeek関西: 15,855人 ÷ 3日間 = 1日あたり約5,285人
※ライフスタイルWeekは同時開催展を含む
1日あたりの密度で考えると大阪ギフトショーの集客力の高さが見えてきます。
注目テーマ「サステナブル」
今年注目したいのは「端材・廃材ビジネスマッチング」のコーナーです。企業の製造過程で出てしまう廃材と、それを新たな価値ある製品に変えたいクリエイターや企業を繋ぐという、まさに今の時代が求めるプロジェクト。
実際に使われなくなった素材から生まれたユニークな雑貨なども出展されており、サステナブルというテーマが、単なる理念ではなく具体的なビジネスチャンスになっていることを実感しました。
まとめ:自社に合った舞台を選ぶことが成功の鍵
年2回東京で開催される巨大なギフトショー。そして大阪、京都、福岡で開催される地域に根差したギフトショー。それぞれに異なる良さがあります。
より多くの名刺を集めたいのか、一人ひとりと深く対話したいのか。自社が目指す販路開拓のスタイルに合わせ最適な舞台を選ぶことこそが大切だと感じます。
本日19日(金)まで開催されていますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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