ファベックス関西2025ほか レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

明日・明後日あたりから本格的な冬の寒さになってくるようですね。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

食とビジネス交流の街 大阪を象徴

11月最終週のインテックス大阪は「食」と「人」が集まる巨大なビジネスハブとなっていました。1・2号館では「FABEX関西」、6号館Bでは「外食ソリューションEXPO」、そして3号館では「Japan MICE EXPO」が同時期に開催。

「食の総合展」「外食の専門展」「イベントのプロ向け展」という3つの側面から、大阪・関西万博閉幕直後の関西ビジネスの現在地をレポートします。

1. FABEX関西2025(1・2号館)

まずは11月26日(水)~28日(金)に開催された西日本最大級の業務用専門展「FABEX関西2025」。 中食・外食、スイーツ、カフェ、そして食品工場のスマート化まで、食のバリューチェーンを網羅する「総合力」が魅力の展示会です。

今年の来場者数は30,825人。昨年の30,115人を上回りました。

ここ数年の来場者数推移は下記のとおりです。
2019年 39,724人
2021年 24,178人
2022年 27,079人
2023年 30,769人
2024年 30,115人

会場では人手不足に対応した高付加価値な惣菜や、ベーカリーとカフェの融合提案など、業界のトレンドを俯瞰できる展示が目白押しでした。経営層向けのセミナーも充実しており、「食の未来」を考える熱気にあふれていました。

2.外食ソリューションEXPO(6号館B)

11月26日(水)~27日(木)6号館Bでは焼肉ビジネスフェア・居酒屋JAPANで構成される「外食ソリューションEXPO」。 総合的なFABEXに対し、こちらは「焼肉・居酒屋」特化型。

ここで目立ったのは、やはり外食産業最大の課題である「人手不足」へのソリューションです。 配膳ロボットやセルフオーダーシステム、予約管理ツールなど、店舗運営を助ける具体的なDX展示が並んでいました。

試食のシズル感と著名な経営者たちが登壇するセミナー。理屈抜きに「明日から店を良くしたい!」というエネルギーに満ちた空間でした。

3.Japan MICE EXPO 2025(3号館)

11月27日(木)~28日(金)3号館で開催されていたのは「Japan MICE EXPO」へ。こちらは「イベント・展示会を仕掛ける側」のための展示会です。

大阪・関西万博閉幕直後ということもあり、そのレガシーをどう引き継ぐかが大きなテーマとなっていました。 今後の「大阪IR(統合型リゾート)」開業も見据え、世界から国際会議や展示会を誘致するための、自治体やホテルのPR合戦が繰り広げられていました。

環境に配慮したサステナブルなイベント運営や、最新のイベントテックなど、展示会自体の「質の向上」を目指す取り組みも見られ、大阪がアジアを代表するMICE都市へと進化していく過程を肌で感じることができました。

まとめ

3つの展示会を回って感じたのは、「コンテンツ(食)」と「場所(MICE)」の両輪が噛み合って回っている大阪の強さです。

世界に誇る食文化があり、それを楽しむ飲食店があり、そして世界中の人を招き入れるMICEの基盤がある。 万博という大きな祭りは終わりましたが、ビジネスの現場ではすでに「次の大阪」に向けた熱い商談が始まっています。

来年のFABEX関西は10月開催予定とのこと。さらに進化した大阪の姿が見られることを、今から楽しみにしています!

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。