あまがさき産業フェア2025 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

大阪市内の公園の紅葉は今が見ごろですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

40回目をむかえる歴史ある展示会

11月21日(木)~22日(金)兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館にて「あまがさき産業フェア」が開催されています。

この展示会は今年で40回目を迎える歴史ある展示会。 昭和57年(1982年)に「OA機器ショー」として始まり、その後「尼崎産業フェア」などを経て、現在の名称へ。長く地域に愛され続けてきたイベントです。

今日は初日の会場レポートと共にこうした地方展示会に出展する際に気をつけておきたい「ブースサイズ問題」について考えてみたいと思います。

灼熱の夏から快適な秋へ

まずは、ここ数年の来場者数の推移を見てみましょう。

  • 2018年:2,047人
  • 2019年:2,018人
  • (2020-2021年 中止)
  • 2022年:1,545人
  • 2023年:1,963人
  • 2024年:2,072人

注目すべきは昨年の数字。コロナ前(2019年)を上回り、完全復活を遂げています。(今年の結果は発表され次第追記します)

この背景には開催時期の変更があると思われます。 かつては秋開催でしたが、2016年から夏開催に変更。あまがさき産業フェア=灼熱の中での開催というイメージが定着していました。しかし昨年(2024年)から再び寒い時期の開催に戻りました。

秋開催は、他の展示会と日程が被るリスクはありますが、やはり「季節が良い」というのは、来場者の足を運ばせる大きな要因になりますね。

会場で気づいた「違和感」

私は初日の昼過ぎに見学に行きました。昨年同様、初日は落ち着いた雰囲気でしたが、例年の傾向からすると2日目に多くの来場者が見込まれます。

今年はMOBIO展活企業が2社出展されていました。

MOBIO展活2025に参加してくださっているイデアさんのブース。

過去の卒業生であるビゼンさんのブース。

そこで、皆さんとお話ししていて改めて感じたことがあります。それはブース(パネル)のサイズの違いです。

【重要】900mmパネル問題

東京ビッグサイトやインテックス大阪など、主要な展示会場でのシステムパネルは、基本的に以下の規格です。

  • パネル幅:1000mm(1m)
  • パネル高さ:2700mm(2.7m)
  • 1小間:3m × 3m

しかし、あまがさき産業フェアのような地方の体育館やホールで開催される展示会では、規格が異なります。

  • パネル幅:900mm(0.9m)
  • パネル高さ:2100mm(2.1m)
  • 1小間:2.7m × 1.8m 等

ここに落とし穴があります。

もし、ビッグサイト用に作った「1m幅対応のタペストリー」をそのまま持ち込むと、幅が900mmしかないパネルからはみ出してしまい、綺麗に設置できません。 さらに高さも重要です。2700mmから2100mmへと、60cmも低くなるわけです。いつもの感覚でS字フックで吊るすと一番見せたいキャッチコピーの位置が低すぎて目に入らなかったりします。

まとめ

主要展示会用に作ったツールが、地方展示会ではそのまま使えないことは多々あります。

地方の展示会に出展する際は、900mm幅パネルにも対応できるセットを持っておくこと。そして、高さが変わっても情報が切れないような、可変性のあるタペストリーデザインにしておくことが大切です。

会場の仕様(パネルサイズ)を事前にしっかり確認すること。基本的なことをしっかり確認するのが大切ですね。

あまがさき産業フェアは本日まで開催中です。ぜひ行ってみてください!

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。