2025年 印象に残った展示会

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は午後から冷たい雨でした。今日は良いお天気になりそう。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

AI、物流、外資、ものづくり、そして万博

2025年も残りわずかとなりましたね。 今年も各地の展示会を飛び回りました。50ほどの展示会を見たはずです。

振り返ってみると、今年は単なる「新製品発表の場」というだけでなく、AIの台頭、海外主催者の進出、そして万博の開催と、展示会業界にとっても大きな変化のうねりを感じる1年でした。

今日は、そんな2025年の展示会の中から、特に私の中で印象に残っている5つのトピックを振り返ります。

1. 【1月】AIが「ツール」から「相棒」になった月

Japan IT Week 関西 / AI博覧会

▼Japan IT week関西 https://www.tenkatsu.net/blog/2025/01/16/13845
▼AI博覧会 https://www.tenkatsu.net/blog/2025/01/28/13905

1月~2月はIT系の展示会でAI関連のセミナーを受けまくりました。特にJapan IT Week関西での、マイクロソフトのエバンジェリストの方の言葉が強烈に印象に残っています。

「AIを使いこなすために必要なのは対話である」

それまでは「どうすれば完璧なプロンプト(指示)が書けるか?」とテクニックばかり気にしていましたが、この言葉ですべてが腹落ちしました。 大事なのは一発で正解を出すことではなく、納得のいく答えが出るまでAIと「対話」を重ねることなんだ、と。

それをするには有料版が必須なのですが(笑)、この気づきのおかげで、この1年は本当にAIとたくさん話をしました。今ではすっかり頼れる仕事の相棒です。

2. 【4月】映画と共に記憶に残る「物流」の熱気

関西物流展

▼関西物流展 https://www.tenkatsu.net/blog/2025/04/11/14133

2019年に始まった比較的新しい展示会で、私は初見学でした。 物流業界は「2024年問題(ドライバー不足)」などの課題が山積していますが、裏を返せばそれだけ注目度が高く、ソリューションが求められているということ。毎年、来場者数が増えている「上昇気流」を肌で感じる展示会でした。

個人的には、少し前にヒットした映画『ラストマイル』の世界観と重ね合わせながら見学できたのがとても興味深かったです。我々のビジネスと生活を支えるインフラとして、なくてはならない存在であることを再認識しました。

そして、なぜかこの展示会のレポート記事がバズりました(笑)。 SNSからの流入ではなかったので、おそらくどこかの関係者の方がメルマガ等で紹介してくださったのだと思います。いつもの4倍のアクセスがあり、関心の高さを実感しました。来年も必ず見学に行きます!

3. 【6月】ワイン片手に商談!?黒船来航(笑)の衝撃

Japan Health

▼Japan Health https://www.tenkatsu.net/blog/2025/06/26/14636

外資系主催の展示会が日本初開催ということで話題になりましたが、運営スタイルの違いに驚かされました。 外国人来場者が非常に多く、会場の雰囲気は完全に欧米スタイル。

皆さんコーヒーを飲みながら商談席に座って、一人一人の接客時間がとにかく長いんです。 そして極めつけは、16時過ぎにウェールズのブースでワインが振る舞われ始めたこと!ブースがバーのようになり、宴会が始まったのには一番びっくりしました(笑)。 日本の展示会の効率重視とは違う、社交の場としての展示会文化を体験できました。

4. 【7月】会場が変わっても「基本」は変わらない

ものづくりワールド東京

▼ものづくりワールド東京 https://www.tenkatsu.net/blog/2025/07/31/14849

例年東京ビッグサイトで開催されますが、今年は改修工事のため幕張メッセでの開催となりました。 都心から遠くなったこともあり、全体の来場者数は少し減少傾向にありました。

しかし、そんな中でもMOBIO展活参加企業の新免鉄工所さんのブースは大盛況。周りの環境や来場者数の増減に一喜一憂するのではなく、「誰のどんな悩みを解決できるか」という基本に忠実な問題解決型ブースを作ることの重要性を改めて感じました。

5. 【4月~10月】想像を超えた熱狂!大阪・関西万博

やはりこの1年を語る上で、万博は外せません。 私は4月に和歌山県ブースのサポートに関わらせていただき、本格的な混雑が始まる前にじっくり会場を体験できたのは幸運でした。

去年の今頃は、正直ここまで盛り上がるとは誰も想像していなかったのではないでしょうか?(笑) 夏から秋にかけての大盛況ぶり、そして会期終了に向けての熱気。間違いなく2025年を象徴する出来事でした。


こうして振り返ると、AIという新しい相棒を手に入れ、グローバルな展示会文化に触れ、万博という歴史的イベントを体感した、とても密度の濃い1年でした。

2026年はどんな展示会、どんな出会いが待っているのか。今から楽しみです!

今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!

>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。