万博リボーンチャレンジ・ビジネス・エキスポ レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

街のあちらこちらでイルミネーションがピークをむかえています。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

万博の熱狂をビジネスへ

12月9日(火)~10日(水)マイドームおおさかにて「万博リボーンチャレンジ・ビジネス・エキスポ」が開催されています。

2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに出展した中小企業やスタートアップ企業が再び集結するこのイベント。単なる同窓会ではなく「万博のレガシーをどうビジネスに変えるか」というテーマを持った展示会です。

万博との違い:「展示」から「商談」へ

この展示会の最大の特長は「商談が解禁されている」という点です。 万博会場では、あくまで未来社会のショーケースとして技術展示がメインであり、その場での直接的な商品PRや具体的な商談は制限されていました。

しかし、今回は「ビジネス・エキスポ」です。 万博で注目を集めたあの技術や製品について、「いくらなのか?」「導入時期は?」「代理店契約は?」といった、泥臭くも重要なビジネスの話が堂々とできる場となっています。

会場構成:万博の余韻とビジネスの最前線

会場はマイドームおおさかの1階から3階までを使用しており、階ごとに異なるテーマが楽しめます。

  • 3階(企業展示エリア): ここがメインのビジネスエリアです。リボーンチャレンジに出展した約50社がブースを構え、自社の既存製品や技術をPRしています。「ヘルスケア・ウェルネス」「カーボンニュートラル」「ものづくり・AIロボット」など、次世代の産業を担うキーワードが並びます。
  • 2階(特別展示エリア): こちらは万博の雰囲気を追体験できるエリア。リボーンチャレンジの各週の展示をとりまとめた装飾や製作物が展示されており、万博会場のデザインや空気感を振り返ることができます。
  • 1階(企画展示): 26週間にわたる万博会期を振り返る写真パネル展などが行われています。

注目の展示内容

万博で話題になった、「尖った技術」を持つ企業と直接話せるのも魅力です。

  • ヘルスケア分野: 傾斜地でも水平を保つ車いすや、介護負担を減らす自動移乗装置など、超高齢化社会の課題を解決する製品群。
  • 環境分野: 自然に還るお皿や、農作物の端材を活用した素材など、SDGsを体現する技術。
  • ロボット・AI: 壁面吸着ドローンや、月面跳躍移動ロボット「まいど2号」、さらにはバイオプラスチック製のパイプオルガンといったユニークな展示も。

まとめ:未来技術を社会実装する場

万博リボーンチャレンジ・ビジネス・エキスポは、万博というお祭りで終わらせず、そこで生まれたイノベーションを社会実装することを目的としています。

万博会場に行けなかった方にとっては、話題の技術をまとめて見られるチャンスですし、ビジネスマンにとっては「万博出展」という高いハードルをクリアした実力ある企業と繋がれる貴重な機会と言えるでしょう。

こちらは万博内の別企画、中小機構主催の「未来航路」の参加証。うちも少しだけ万博に関わったことの証明なのでこの記事に思い出アルバムとして載せておきましょう。

万博リボーンチャレンジ・ビジネス・エキスポの開催は本日12月10日(水)まで。 大阪のビジネスの未来を感じにマイドームおおさかへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。