大阪市立科学館・大阪科学技術館 見学レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
6月に入りました!そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
「生きた展示」と、自分で考える力
先日、同じ日に「大阪市立科学館」と「大阪科学技術館」の2つの施設へ行ってきました。
大阪市立科学館は、四ツ橋にあった時代に訪れたうっすらとした記憶が残っているのですが、現在の場所(中之島)に移転したのが平成元年だそう。ということは、私にとっては小学生の時以来の、なんと何十年ぶりかという再訪になりました。
徒歩で移動できる距離にあるこの2つの科学館を同じ日にハシゴしたからこその気づき、そしてこれからの時代に必要な大切なことに気づかされた見学なりました。
子供たちが五感で学ぶ、2つの施設の特色
まずはそれぞれの館内の様子をご紹介します。
【大阪市立科学館】 4階の宇宙、力と運動、光と熱、電気と磁気、発電といった基礎科学から、3階の物質や鉱物の研究、そして地下のプラネタリウムまで。子供たちが実際に手で触って、体を使って体験できる学習装置がぎっしりと並んでいます。

【大阪科学技術館】 こちらは「企業展示ブースの集合体」のような施設です。パナソニックや三菱電機、大林組、大阪ガスといった日本を代表する大手企業や団体がズラリとブースを構え、自社の誇る最先端技術を、子供向けにゲームやクイズ形式で分かりやすく体験できる仕様になっています。

科学館に何十年ぶりかに訪れて懐かしさに浸りつつも、ふと思ったのは「私が小学生の時に見た記憶と、根本的なベースは大きくは変わっていないな」ということでした。
館内には昔懐かしい80年代のマックが展示されていて(笑)、それはそれでノスタルジーがあって面白いのですが、今これだけ世の中を一変させている「スマートフォン、インターネット、半導体、AI、ロボット」といった最新テクノロジーのコーナーは必要だろう、と感じました。
特に「なぜ今、こんなにも世界中で半導体が足りないと言われているのか?」「そもそも半導体って何で、なぜ必要なのか?」といった現代の疑問を、子供向けに分かりやすく図解・体験させる展示があればな、と。
「生きた展示」の現場
そして、今回のハシゴ見学の中で、最も考えさせられるシーン。大阪科学技術館の1階は、ほぼ日本原子力研究開発機構による、若狭エリアの原発に関する展示になっています。ゲームなどを通して、原発の仕組みやその必要性を子供たちに教える空間です。
一方、そこから歩いて大阪市立科学館へ向かうと、その向かいにある関西電力の建物の前では、原発反対のプラカードを掲げ、署名を集めている人たちがいました。
こちら側では原発の必要性を学び、あちら側ではそれに反対する人たちのリアルに触れる。この相反する二つの視点を、一度に目撃できる空間。これこそが綺麗に整えられた施設の中の展示を超えた「生きた展示」だと思いました。
「どちらが正しいか」ではなく「調べ方」を教える
私には子供はいませんが、もし子供から「どっちが正しいの?」と聞かれたら、どう答えるだろうかと帰り道にずっと考えていました。
私は大人の主観で「こちらが正しい」と白黒の答えを押し付けるような答え方はしたくない、と思います。代わりに、「どうやったら分かるか、その調べ方を教えてあげたい」と思います。
たとえば、図書館に行って自分で本を探し、推進派の意見も、反対派の意見も、それぞれの根拠が書かれた複数の本をフラットに読み比べてみる。その方法なら私にでも教えてあげることができます。
今はSNSやYouTubeから、自分が興味のある偏った情報だけが自動的にどんどん流れてくる時代です。だからこそ、流れてきた意見をそのまま鵜呑みにして流されるのではなく、自ら能動的に調べて、集めた情報をもとに「自分の頭で考える」という情報リテラシーこそが、これからの時代を生きる子供たち、そして私たち大人にとっても、最も必要な在り方なのではないでしょうか。
科学館をはしごした一日は、思いのほかいろいろなことを考えさせてくれる時間になりました。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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