展示会ブースの色選びで迷ったら

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日からしばらくは晴れのお天気が続きそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

色が持つ力と、選び方の基準

展示会ブースを設計していくにあたって、空間の「色」を決めるということは大切なプロセスです。

展示会の会場という場所は、基本的に「白とグレー」をベースに作られています。そのため、壁面を濃い色で塗りつぶすと、会場の背景からブース全体がフワッと浮き上がるような高い視覚的効果を出すことができるのです。ここで言う濃い色とは、黒・赤・青・緑・黄などの、いわゆる「原色」と呼ばれる色です。

では、自社のブースを何色にするか。一体どうやって選べばいいのか、今回はそのロジックをいくつか紐解いてみましょう。

1. 王道の「コーポレートカラー」で統一感を出す

まず誰もが最初に考えるのが、自社のイメージカラーである「コーポレートカラー」です。

すでにロゴやウェブサイト、会社案内、カタログ、名刺などに使用している色があるならば、ブースにもその色を採用することで、会社全体のイメージに完璧な「統一感」を出すことができます。

人間の記憶はビジュアル(色)と強く結びつきやすいため、一貫性を持たせることで、来場者に自社の存在を「覚えてもらいやすくなる」という大きなメリットがあります。

2. 製造業に「青」が多い理由と、あえて反対色を狙う戦略

コーポレートカラーにこだわらない、あるいは展示会のテーマに合わせてカラーを決めたい場合は、製品や企業が持つ「メッセージ」から逆算する方法があります。

  • :情熱
  • :誠実
  • :明るさ
  • :癒し
  • :高級感

ここでおもしろいのが、日本の製造業・ものづくり系の展示会に行くと、圧倒的に「青いブース」が多いという事実です。

なぜなら、ものづくりの世界では何よりも「正しさ(納期や精度の正確さ)」が求められるから。つまり、「誠実さ・正しさ」を表す青をコーポレートカラーにしている企業が必然的に多くなり、結果としてブースも青だらけになります。

だからこそ、あえてその反対色である「黄色」のブースを構えると、会場の中で強烈に目立つことができます。製造業系の展示会に行ったことがある方なら、あの「ファナック」さんの黄色いブースがパッと頭に浮かぶのではないでしょうか。

3. 大切なのは「目立つこと」よりも「コンセプト(メッセージ)」

では、「青いブースにすると周りに埋もれてしまうからダメなのか」というと、決してそんなことはありません。しっかりとしたコンセプト(ターゲットのお困りごとを突くキャッチコピー)が固まっていて、需要があるメッセージを発信していれば、青いブースであっても人は自然と集まります。

また「パステルカラーはぼんやりして目立たないのでは?」という疑問もあります。確かに赤や黒に比べると目立つ力は弱いですが、これも「コンセプト(メッセージ)最優先」で考えてください。

出展製品が持つ優しい雰囲気やメッセージを伝えるためにパステルカラーが最もふさわしいのであれば、それを最優先すべきです。色が優しくても、発信するべきメッセージが正しく届いていれば、人はちゃんと立ち止まってくれます。

4. 【要注意】実は一番難しい「白」

カラー選びの中で、実は最も扱いが難しく、注意が必要なのが「白」です。

白ベースのブースは、一歩間違えると、ただの予算をケチった「手抜きブース」「寂しいブース」に見えてしまいがちだからです。

もし白を基調にしてオシャレで洗練されたブースを作りたい場合は、よほど空間デザインのセンスに長けたプロのアドバイザーを味方につけるべきです。白は決して「素人が簡単に扱っていい色ではない」ということを、ぜひ覚えておいてください。

自社のメッセージを正しく伝える「一色」を選ぼう

展示会のブースデザインは、ただ派手にして目立てばいいというわけではありません。自社の強み、製品のメッセージ、そして「誰を助けたいか(コンセプト)」を形にするための表現手段が「色」です。

あなたの会社は、次の展示会でどんなメッセージを届けたいですか?迷ったときは、ぜひ自社のコンセプトに立ち返って、未来の理想のお客さまの心に届く最適なカラーを選んでみてくださいね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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