出版への道⑪ ストーリー
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
6月最終日。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
ストーリーを語ること、語られること、語ることを教えること
現在出版準備中の2冊目の本にまつわるエピソードをお届けする「出版への道」シリーズ。今回は11回目です。>>これまでの「出版への道」はこちら

さらに「ストーリー」について考えるようになった
2冊目の出版が決まってから、私はさらに「ストーリー」というものについて考えるようになりました。
「さらに」と書いたのは、これまでも考えてきたからです。正確に言うと、ストーリー単体ではなく、ストーリーと販売促進、ストーリーを活用して売上につなげること——その効果や功罪、自分の場合はどう活用するのか、そして人にどう教えるのか。そんなことをずっと考え続けてきました。
私はストーリー活用には3段階があると思っています。
1段階目:受け手として
誰かのストーリーに心を動かされ、ファンになる。金銭を支払う、という段階です。
私もかつてはアイドルの背景に共感し、CDやDVDを買ったり、コンサートに行ったりしました。これがストーリー活用の第一段階です。
2段階目:発信者として
自分のストーリーを語ることにより、応援をしてもらう段階です。私には一社依存先の倒産からの家業再建という、そんなに多くの人が経験したことがない経験があります。これを自分の言葉で語ることで、応援を得る、ということをしてきました。
それに対して直接的な金銭は受講料くらいしか発生しません。でも私にこういう背景があることを知ったことによって、応援→紹介→まわりまわって私の仕事になる、という例はいくつかありました。
3段階目:指導者として
7月1日、「ストーリー活用を教える」という機会に恵まれました。
大阪産業局主催の「起業見本市」というイベントが9月5日(土)にあります。そこでは10社のスタートアップ企業がストーリーを展示します。来場者はこれから起業を考えている人を想定。ストーリーを展示したパネルを並べ、それを前に起業家と起業準備中の人、そして産創館などの起業サポートをつなぐことを目的としています。
3段階目を経験する人は、あまりいないですよね?私もこの機会をいただけたことがきっかけで、ストーリーについてすごく考えるようになったんです。
『イン・ザ・メガチャーチ』が描く、ストーリーの両面性
朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』という小説があります。
アイドルの背景をストーリーとして発信し、熱狂的なファンにつなげる仕掛け側と、ストーリーに魅了されてファンになる側、両方の視点で描かれます。ストーリーを利用してファン心理を「操作」するんですね。
これは新しい方法ではなく、古くから政治や宗教では使われてきた手法です。今、またストーリーが注目されている背景は、ただ良いものを作るだけでは売れない時代だからだと思います。
良い家具を作る職人、美味しい料理を作る料理人よりも、背景にストーリーがあり、それを上手く伝えることに成功した人の作品やお店の方がより儲かる。
まさに展活でいつも言っている「商品力と伝達力の総合点」の話です。商品力が良いだけでは伝わらない。伝達力の手法の一つが、ストーリー活用なんですね。
著者である自分も、本当にそう思っている
これだけストーリー活用について考えてきた、とこうやって書いてしまうことのデメリットにも気づいています。「はいはい、ストーリーテリングね」という冷めた目線。語れば語るほど、その言葉自体が陳腐に響いてしまうリスクがあります。
でも、色々と考えた末に、やっぱり私は買う側だったとしても、ストーリーがある人から買いたいと思うんです。だから2冊目の本を売る際、私はストーリーを語ることになると思います。冷めた目線を向けられることを覚悟しながらも、それでも語る。それが今の私の答えです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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