展示会チラシが説明書になっていませんか?

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

7月に入りました。2026年も折り返しですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

チラシの役割は説明書ではない

MOBIO展活では参加企業の皆さんに宿題として「気づき」を10個提出していただいています。先日の3講ではこんなことを書いてくださった方がいました。

「展示会を商談の場と定義した場合、チラシは説明書ではなく相談したくなる意識で作る」

この一言、展活の核心を突いていると感じました。今日はこの気づきをテーマに、展示会チラシの役割について書きたいと思います。

「説明書チラシ」、あなたの会社にもありませんか?

製品スペック情報をぎっしり詰め込んだチラシ、よく見かけませんか?正直に言うと、私自身もこれまで数えきれないほどこのタイプの配布資料をを見てきました。

ただこれはチラシではなく「説明書」なんですよね。

展示会の来場者は、限られた時間の中で何十社、何百社というブースを回ります。その中で、文字がびっしり詰まった説明書チラシを最初から最後までじっくり読んでくれる人は、ほとんどいません。

なぜ「説明書」になってしまうのか

実はこれ、真面目で誠実な会社ほど陥りやすい落とし穴です。

「お客さんに正確に伝えなければ」「漏れなく説明しなければ」という誠実さが、結果として情報過多な説明書チラシを生んでしまうのです。

不安だから情報を足す。足りないかもしれないからもっと書く。その積み重ねが、気づけば「説明書」になってしまっている——これが多くの企業が陥っている悪循環です。

チラシは、展示会という流れの中の「ひとつのパーツ」

ここで一度、展示会全体の流れを整理してみましょう。

展示会を商談の場と定義するなら、その流れはこうなります。

チラシ → ブース → 接客 → アフターフォロー

この一連の流れの中で、チラシが担う役割は何でしょうか。

それは「最初の入口」です。来場者の足を止め、「ちょっと気になる」「話を聞いてみたい」という気持ちを生み出すこと。それだけで十分なのです。

すべての情報を1枚のチラシで完結させようとすること自体が、そもそもの間違いです。製品の詳細も、加工の精度も、会社の歴史も——それらはすべて、ブースでの会話や補助資料で伝えればいい話です。チラシにすべてを背負わせる必要はありません。

「相談したくなる入口」とは、どういうものか

では、説明書ではなく「相談したくなる入口」としてのチラシとは、具体的にどういうものでしょうか。

情報を思い切って絞り込む。お客さんのお困りごとを前面に提示する。そして、「これってどういうこと?」「うちの場合はどうなんだろう?」と思わせる、ちょっとした余白を残す。

すべてを語らないからこそ、来場者は「聞いてみたい」という気持ちになります。その気持ちこそが、ブースの前で立ち止まり、会話が始まるきっかけになるのです。

チラシを見直してみてください

「展示会を商談の場と定義した場合、チラシは説明書ではなく相談したくなる意識で作る」

この言葉に出会えたことで、私自身もチラシというものの本来の役割を改めて考え直すことができました。

もし自社のチラシが製品スペックでぎっしり埋まっているなら——一度、立ち止まって見直してみてください。チラシの役割は、すべてを説明することではなく、相談したいと思わせる「入口」を作ることです。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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