世界ロボット大会2026@北京 レポ(行ってないけど)
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
明日は雨の予報で少し涼しくなりそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
実用化の加速と軍事利用の台頭
2026年8月19日(水)〜23日(日)の5日間、中国・北京市経済技術開発区の北京亦創国際会展中心(Beijing Yichuang International Exhibition Center)にて、世界最大級のロボット国際イベント「世界ロボット大会(World Robot Conference 2026)」が開催されました。

世界20カ国以上から300社超が出展し、最新の人型ロボットを含む2,000点以上が集結。2025年開催時は27万人が来場、という巨大なイベントです。人型ロボットの陸上競技大会で人類越えの記録が出たこともニュースになっていました。私は現地には行っていませんが、経済ニュースの報道や展示内容を追う中で、これからの技術動向や展示会のあり方を考える上で非常に示唆に富む内容でしたので、記録としてレポを残しておきます。
テーマは「人間と機械の共生、産業と需要の融合」
今回の大会テーマは「人間と機械の共生、産業と需要の融合」。これまでの展示会で見られた「踊る・走る」といったパフォーマンス中心の展示から、「現実の社会・商業現場での実用化」へと明確にシフトしているのが大きな特徴でした。
- 生活支援・家事ロボット: タオルをきれいにたたむ人型ロボットや、訪問型の家事代行サービスを想定した技術
- 多様な産業分野への展開: 製造や物流(荷物の仕分け・梱包)はもちろん、飲食、介護、警備、調理、教育に至るまで、幅広い現場をこなすロボットが勢揃い
- 実用的な最新モデル: 生身の人間の動きを再現した「人型サッカーロボット」や、四足歩行に車輪と人型アームを結合し、災害現場での移動と遠隔復旧作業をこなす「ケンタウロス型(ハイブリッド型)ロボット」など
単なる技術の誇示ではなく、「社会のどの人手不足を解決するのか」という課題解決に直結した展示が多数を占めていました。
報道から見えた「もう一つの側面」:軍用・警備ロボットの台頭
一方で、今回の経済ニュース報道で大きくクローズアップされていたのが、「軍用・警備用ロボットの急速な進化と台頭」という安全保障上の側面です。
- 武装打撃四足ロボット「剣」: 機関銃を装着可能な仕様で、中国軍への採用実績を持ち、タイやサウジアラビアなど海外への輸出拡大も視野に入れた展示
- 非殺傷軍用警備ロボット: 強力な光を放って一時的に人間の視覚を弱らせ、動きを拘束する機能を備えたロボット
民間試算によると、軍用ロボットのグローバル市場規模は2026年から急成長を遂げ、2034年には2026年比で2倍の「約400億ドル」に達する見込みとのこと。
中国はすでに低価格ドローンの量産で先行していますが、そこに陸上ロボット技術が統合されることで「全方位の無人攻撃能力」が確立されつつあり、台湾や日本などの周辺国にとって直接的な安全保障上の脅威として議論されています。中国が急速な実用化とビジネス展開(黒字化)を進める中、日本の人型ロボット開発スピードの遅れを懸念する見解も報じられていました。
まとめ
人手不足を解消する生活・産業支援という「光」の進化と、安全保障上の地政学的リスクという「影」の台頭。展示会に出展されている製品を見れば、その産業が単なる実験段階を終えて「本格的な実用化・社会実装のフェーズ」に入ったことがはっきりと分かります。
現地に行けずとも、定点観測を続けることで世界の大きな潮流を感じさせられた世界ロボット大会2026でした。
今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!
>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします


