ギフトショーで見えた後継者社長たちの挑戦と「自由」への選択

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

ずっと雨の予報ですね。束の間の晴れ間が貴重。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

なぜ、自社製品を持つのか

先日の東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026では、新宮商工会議所から共同出展された4社の皆さんをサポートさせていただきました。

実は、サポートした4社のうち3社が後継者社長でした。 3社とも今の代で自社製品を開発し、その新しい販路を開拓するためにギフトショーという挑戦の場を活用されていたのです。

展活セミナーに来てくださる企業さんの中にも、同じように自社製品を携えて展示会に挑む方が少なくありません。 そうした姿を見るたび、私にはその気持ちがよく分かります。自社製品を持ちたいという思いは、決して「目立ちたい」とか「ちやほやされたい」という理由からではないんですよね。

「縁の下の力持ち」への誇りと、拭えない不自由さ

多くの製造業は「縁の下の力持ち」です。 外からは見えない小さな部品や、加工の一部を担っています。しかし、どんなに巨大な機械や高度な製品も、そのたったひとつの部品や確かな技術がなければ動きません。 ものづくりに携わる皆さんは、自分たちの技術に誇りを持っていますし、その尊い仕事を誰よりも愛しています。

だから、「前に出たい」ということでは決してないのです。ただ、下請けという仕事の仕方は、どうしても「自分でコントロールができない」という大きなジレンマを抱えています。

発注元が「要る」と言えば作り、「要らない」と言われたら仕事がなくなる。 「もっと安くしろ」「早く作れ」と言われれば、無理をしてでも応えなければならない。 それはまるで、自社の運命を他社に握られているような感覚です。

1社依存の崩壊を経験して知ったこと

私自身、大学を卒業して家業のマルワ什器に入り、わずか4年目で売上の95%以上を依存していた大手スーパーの倒産を経験しました。 実質的には3年半ほどの短い期間でしたが、会社を自分でコントロールできない不自由さ、恐ろしさを知りました。

倒産を機に家業の売上は多数の取引先に分散されました。今でも仕事がひとつなくなれば当然ショックは受けます。でも、「他のお客様がいる」「もっと別の仕事をもらえるように動こう」とすぐに気持ちを切り替えられますし、自分で打てる手があります。

誰にとっても、自分でコントロールできない生き方は不自由で苦しいものです。 ましてや、会社と社員の命運を背負う「社長」という生き方を選んだ人であれば、なおさらその思いは強いはずです。

だからこそ、ものづくり企業は自社製品を持とうとするし、製品を作ったからには自らの手で売らなければならない。そこで展示会、特にギフトショーのような場を活用することになるのです。

自分で自社の舵を取る人たちへ

自分で作った製品の値段を、自分で決めて、自分で売る。その生き方や働き方は、決して楽ではありません。下請けで図面通りに作るよりも何倍も頭を使い、販路開拓で汗をかき、売れなければすべての責任を自分で背負わなければならない大変な道です。

でもその道の先には「自由」が見えます。自分で自分の会社の舵を取ることができるのです。

大変だけれど、その生き方・働き方を選び、勇気を持って前に進もうとする人たちを、私はこれからも応援し続けたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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