国際物流総合展2026レポ(行ってないけど)
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
涼しくてよいお天気。1年で一番過ごしやすい短い期間。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
「2030年問題」に立ち向かう最新テクノロジー
9月8日(火)~11日(金)の4日間、東京ビッグサイトにて「国際物流総合展2026」が開催されました。

東展示棟(1〜3・7・8ホール)と西展示棟(1〜4ホール)をフル活用し、600社・団体/3,250ブースが集結。4日間の来場登録者数は77,940人に達するなど、大変な盛り上がりを見せていたようです。
私は今回、現地へ足を運ぶことは叶わなかったのですが、ビジネスニュースなどでの報を確認しながら、関心を寄せていました。
今回の展示会テーマは「知恵と技術で、物流の未来を切り拓く」。 報道を通じて伝わってきた、業界が直面する切実な課題と、それを突破するための最新ソリューションに興味深い学びがありましたので、レポを残しておきます。
背景にある「物流の2030年問題」
迫り来る「2030年問題」。少子高齢化に伴う労働者不足が深刻化する中、国土交通省の試算では2030年度に最大で25%もの輸送力が不足する可能性が示されています。
「人を増やせない」ことが避けられない未来において、現場のオペレーションをいかに止めず、効率を高めるか。単なる人件費の削減ではなく、事業継続そのものをかけたテクノロジーの導入が急務となっていることが、特集の随所から伝わってきました。
2つの先進ソリューション
革新的な取り組みとして取り上げられていた2つのソリューションをご紹介します。
①遠隔操作AIピッキングロボット
自律的に荷物をピッキングするAIロボットと、ネットワーク越しに遠隔操作できる「操縦室」が初公開されたそうです。
従来の物流現場では、AIロボットが荷物を認識できなくなると作業全体が停止してしまうという課題がありました。今回のシステムでは、AIがエラーを検知すると離れた場所にいるエンジニアに即座に通知。人間が遠隔からスムーズにリカバリー操作を行い、すぐにAIを作業へ復帰させることができる仕組みになっています。
現地への移動が不要になるだけでなく、「海外との時差」を利用して、地球の裏側から日本の夜間倉庫業務を遠隔操作でカバーするといった、新しいグローバルな労働力活用の可能性も提示されていました。
②天井搬送システム
倉庫内のデッドスペースになりがちだった「天井付近の空間」を活用した画期的な天井搬送システムです。
最大150kgの荷物を1分間に300mというハイスピードで移動させることが可能で、床面搬送のみを使用する場合と比較して、搬送量(処理能力)は一気に3倍に跳ね上がるとのこと。
ニュースを見ていて特に印象に残ったのが、開発理念でした。 目指しているのは、従来の「人員削減のための省人化」ではなく、「今いる人員を維持したまま、処理能力を2〜3倍に高める効率化」。人を減らすためではなく、人を活かして会社の成長力を引き上げるためのDXという考え方に、共感しました。
これからの物流に求められる力
今回のニュース報道を見ていて強く感じたのは、これからの現場には「空間活用」「遠隔化」、そして何より「複数のロボットやシステムを組み合わせる力」が欠かせないということです。
床面が足りなければ天井を使う。国内の夜間労働者が足りなければ時差を使った遠隔操作を取り入れる。そして、1社の単一ロボットに頼るのではなく、様々なメーカーの機器を有機的につないで自社にフィットさせていく柔軟性が求められています。
ものづくりの現場にも通じる知恵と技術の数々。こうした展示会の報道から得られるヒントはたくさんありますね。私たちも目の前の課題から目を逸らさず、新しい発想とツールを味方につけて、未来への道を切り拓いていきたいですね。
今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!
>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

