フードテックweek大阪 レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
3月に入りました!雨ですね。ここ数日は暖かかったですがまた寒くなるようで。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
食品工場の自動化・省人化を実現
2月25日(火)~27日(木)インテックス大阪2号館にてフードテックweek大阪が開催されました。
フードテックweek大阪とは食品工場の自動化・省人化を実現する製品・技術・サービスが集結する展示会。大阪で開催されるのは今回が4回目。2026年は「食品工場week」に名前が変わります。次回は時期と会場を変えて開催。時期は9月に。会場は6号館C・Dに。構成展は食品工場の自動化・DX展。食品衛生イノベーション展(異物混入対策・HACCP・衛生管理)。食の資源循環フェア。以上の構成に変更がきまっています。

来場者数推移についてはインターフェックスweekと同じなので先日のブログを参照ください。
農林水産省のセミナーを受講
展示会内で農林水産省・野添氏のセミナーを受講しました。タイトルは「食品製造業の人手不足解決に向けた施策」。食品業界の課題とそれに対する農林水産省の支援策について学んできました。
食品業界の課題
・人手不足の深刻化
・効率化とコスト削減の必要性
・食品安全・衛生管理の高度化
それに対する農林水産省の支援策
・食品製造現場のスマート化を後押しする補助金・助成制度
・省人化に貢献する新技術導入の促進
・中小食品企業向けの導入支援プログラム
具体的には研究開発にかかる費用の支援。設備導入費の支援。カーボンニュートラルや時代に合った新製品開発をする際の融資や税制の支援。更に産地への支援や外国人技能実習生に対する支援もあります。
国の支援策について官僚の方から直接お話を聞くのははじめての経験でした。とても勉強になったので今後も機会があれば聞いてみたいです。
展示会で見た最新フードテック
展示会自体は出展社数はあまり多くありませんでしたが、興味深い展示が多かったです。来場者も熱心な人が多く、話を聞きたくても説明員が誰も空いていないブースが結構ありました。
皆さんが熱心な理由の一つにHACCP対応があるかと思います。日本では2021年6月から食品を扱う全ての事業者にHACCPの導入が義務づけられました。ハサップと読みます。HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)は、食品の安全を確保するための 国際的な衛生管理手法 のこと。 「危害要因分析必須管理点」 と訳され、食品の製造・加工・流通の過程で 危害要因(ハザード) を分析し、 重要な管理ポイント(CCP) を定めて安全性を確保する仕組み。国際基準なのでHACCP対応は海外取引でも重要になります。
そんな中で注目したのはAIで異物を検知し取り除く装置。食品にとって異物=虫、毛髪などの混入はあってはならないこと。しかし生き物を扱い、人間が作る限り混入をゼロにすることは難しいです。その作業をかつては人の目で行っていました。AI技術によって自動化・省人化が叶う未来の食品工場の姿が見えました。
まとめ
来年からは食品工場weekに名前が変わるこちらの展示会。東京ではドリンクジャパン、スマートレストランEXPO、レストランマネジメントEXPOと同時開催なのですね。似たジャンルの展示会にはFOOMAがあります。10万人以上が来場する展示会。こちらも見てみたいですね。
今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!
>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします


大島 節子

最新記事 by 大島 節子 (全て見る)
- 展示会ブース解説@新免鉄工所さん - 2025年7月31日
- 誰に、何を、どう送る?展示会招待状の送り方 - 2025年7月30日
- 展示会で手に取り、持ち帰られるチラシとは - 2025年7月29日