DXとアナログを併用“ハイブリッド展示会運営”

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今週はようやく暑さの峠を越えるようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

DXで効率化し、アナログの良さも取り入れる

現代の展示会準備において、デジタルツールの活用はもはや当たり前です。しかし効率化を追い求める中で、大切な何かを見失ってしまうこともあるのではないでしょうか?

何事もバランス。デジタルとアナログ双方の強みを上手にに活かす「ハイブリッド展示会運営」こそが、今の時代のの展示会成功の鍵であるように思います。

1.デジタルで「効率化」しチャンスを最大化する

まずはデジタルツールのを展示会に活用する方法。その目的は業務を楽にするだけではありません。「これまで取りこぼしていたかもしれないチャンスをテクノロジーで掴み取る」ことにあります。

動画制作

使用するツール:Canva、DOVA-SYNDROME

来場者の「足」と「耳」を止める動画。動画には「動画を観ながら待ってもらえる」「BGMがあった方が見てもらえる」という効果があります。Canvaにはテンプレートが豊富で、専門家でなくてもPR動画を制作しやすいです。フリー音源サイトDOVA-SYNDROMEで軽快なBGMを見つけ動画に使用することで、来場者の耳を止める効果が増します。

情報発信

使用するツール:各種SNS、メール

準備段階からSNSで展示会が出来ていく過程を発信しを共感を促す取り組みは集客につながります。準備段階から“ストーリー”を共有することで見る人は応援したい気持ちになります。また「メールのフッターに出展情報を記入しておく」という方法はコストゼロでできる、さりげなく効果的な集客術です。

接客記録・名刺管理

使用するツール:Eight、Googleフォーム、Notta

記憶が薄れる前に「仕組み」で動く。会期後のフォローで最も怖いのは「時間が経って商談内容を忘れてしまう」こと。その対策としてリアルタイムで文字起こしをしてくれるアプリNottaによる音声メモ活用。また名刺アプリEightを会期中だけ有料プランにする。またGoogleフォームに接客内容を入力することで会期後のリスト作りを効率化することができます。

2.アナログで「心」を伝え、チームを一つにする

一方で、どんなにデジタル化が進んでもアナログならではの良さもあります。

心を動かす「お礼ハガキ」

お礼ハガキは情に厚いお客様に刺さります。お礼メールが当たり前になった今だからこそブース写真入りのハガキは展示会の記憶を呼び起こし、長く記憶に刻まれます。特に優先度の高いお客様への「ひと手間」が未来の信頼関係を築くのです。

チームを一つにする「タスクシートの貼り出し」

タスク管理シートは作成後大きな紙に印刷して貼り出し会社全体で共有すると良いです。デジタルツールでの共有は便利ですが、オフィスの壁に物理的に張り出されたシートは、担当者以外も含めた全社員の目に留まります。「今、ここまで進んでいるんだな」とプロジェクトが自分ごとになりチームの一体感を高めます。なにげにアナログが良いことがいろいろあるのです。

まとめ

デジタルツールは「スピード」と「スケール(規模)」のために。 アナログな手法は、「心」と「チームワーク」のために。

どちらか一方に偏るのではなく目的(効率化か関係構築か)に応じて最適な手段を柔軟に使い分けるハイブリッド思考。これこそがこの時代の展示会における重要なポイントだと思います。ぜひあなたの展示会運営にも取り入れていただきたいです。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。