展示会に使える補助金/助成金を活用しよう!

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

朝晩が少し涼しくてうれしい。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

積極的な情報収集と賢い活用のすすめ

「新規顧客を開拓したい」「自社の新技術をPRしたい」そう考えた時、展示会への出展は有効な手段です。しかし出展小間料やブースの装飾費など費用が掛かるのも事実。「コストが高いから…」と、出展をためらってしまう中小企業は少なくありません。

もしその費用の一部を公的に支援してもらえる制度があるとしたら、活用しない手はないですよね。

今回は今年から始まった、ものづくり企業を支援する大阪府の制度を解説。さらに他の地域の同様の制度もご紹介します。

大阪府「中小企業展示商談会出展支援事業費補助金」

まずは、大阪府が実施している支援制度を見ていきましょう。

>>中小企業展示商談会出展支援事業

どんな目的の制度?

府内のものづくり中小企業が、展示会や商談会を活用して新たな販路を開拓し、ビジネスチャンスを掴むことを後押しするための制度です。

対象となる企業は?

大阪府内に主たる事業所または事業所を置く中小企業が対象です。

何に使えるの?(補助対象経費)

令和7年4月1日~令和8年2月8日に開催初日を迎える、大阪府・京都府・兵庫県で対面形式で開催される展示商談会の出展小間料金。

いくら補助されるの?(補助額・補助率)

  • 補助率: 出展小間料金の2/3
  • 補助額: 10万円~78万円

いつ募集しているの?

令和7年6月16日(月)~令和7年10月31日(金)17時まで
※展示商談会に出展する前はもちろん、出展後も申請可能です。

※締切前に予算上限に達した場合は、申請期間内であっても受付を終了します。

押さえておくべき注意点

実績報告が必須: 展示会終了後、かかった経費の領収書などをまとめて提出する「実績報告」が必要です。展示会ブースを撮影した写真も必要です。きちんと保管しておきましょう。

各地の展示会補助金・助成金

こうした販路開拓を支援する制度は、もちろん大阪府だけではありません。全国の自治体が地域企業の成長を後押ししています。

支援制度の例

  • 東京都:「展示会出展助成プラス」
    • 販路拡大を目指す都内中小企業を対象に、最大150万円という手厚い助成を行っています。
  • 神奈川県:「国内展示会出展助成事業」
    • 県内の中小企業を対象に、国内で開催される専門展示会への出展を支援しています。
  • 愛知県:「中小・中堅自動車サプライヤー販路開拓支援補助金」
    • 自動車産業が集積する地域ならではの、サプライヤーに特化した補助金です。
  • 浜松市(静岡県):「ものづくり販路開拓事業費補助金」
    • 「ものづくりのまち」浜松市が、市内企業の国内外への販路開拓を支援。

※制度の名称や内容は年度によって変わります。必ず自治体の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

まとめ:今すぐできる自社のための補助金を見つける方法

「自分の地域でも探してみたい」と思った方へ。ぜひ「自社の地名(例:豊中市) 展示会補助金」でキーワード検索してみてください。ただ全ての自治体が支援制度を持っているわけではない、というのが悩ましいところです。

展示会への出展は大きな投資です。だからこそ活用できる公的支援は積極的に情報収集し賢く利用したいですね。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。