小さな会社のウェブ活用による販路開拓①

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

SNSで東北や北陸地域の方がアップしてくださる雪の写真が美しいです。大阪も寒いですがまだ雪は見ていませんね。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

人は困ったら探す

私がはじめてウェブサイトを作ったのは2002年の春。22年前です。26歳でした。当時、一社依存先の倒産を経験し連鎖倒産がすぐ目の前にある状況で「とにかく仕事がほしい!1万円でもいいから売上がほしい!」そういう状況でした。営業なんかしたことなかったし、誰にも教えてもらえなかったけれど、思いつく限り無我夢中にやって、その中の手段の一つが手作りのホームページでした。

私の世代ってwindows95が二十歳の年なんですよ。大学にパソコン教室ができて各自にIDが配布されて自由に使わせてもらえる環境でした。これまで図書館で膨大な文献にあたらないと集められなかった情報が「検索」というやり方でこんなにも簡単にたどり着けるんだ、と感動したものです。

当時は就職氷河期と呼ばれる時代で、うちは地方の小さな女子大だったのですが、就活対策はかなり熱心にやってくれる学校でした。なので大学3回生の時点でタイピングはかなり速かったですし、基本的なエクセルの使い方は知っていました。

そうやって時代的にも環境的にも学生のうちにある程度インターネットに触れ、PCスキルも持っていたので、直感的に「什器をネットで探す人はいるだろう」とは思っていました。なので平日は見様見真似の飛び込み営業などをして、休日に本を見ながらホームページビルダーでマルワ什器のサイトを作り、公開できたのが2002年のGW明けだったんですよね。

最初から日記のコーナーがあって、最初の日記にこう書いています。

今まで、マルワ什器は大型スーパーや、ホームセンターと仕事を
させていただいてきました。しかし、昨今の情勢では大きな得意先
ひとつに依存していては生き残れません。このページを公開する
ことで、例えば

   ・今度、サークルでイベントを考えてるんだけど、
    テントって、どうやって借りるんだろう。

   ・会場を借りて、2日間だけアウトレットセールを
    やりたいんだけど、什器が足りない。

など、というような方が、インターネット検索をされたときに、運良く
マルワ什器のページに来てくださって、そこからご縁が生まれたら
いいな、なんて考えています。

いやいやなかなかじゃないですか?26歳の私(笑)。もうこの時点で問題解決型の考え方を自分のものにしてますよね?(笑)

実際、マルワ什器はウェブ活用が上手く行ったので連鎖倒産の危機を回避できたわけです。

長くなってきたので今日はこの辺で。明日は中小企業がウェブでの販路開拓を成功させるために大事なポイントを紹介します。

まとめ

今日の展活タイムズは“小さな会社のウェブ活用による販路開拓”というテーマの1回目として22年前を思い出してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。