展示会は必要か?

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

大阪市内は真冬でも氷点下になることはまずないのですが、それでも本格的な冬を感じる寒さが続いています。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

展示会はコロナで一度リセットされた

えべっさんも終わり本格的に2024年の仕事が動き出した感じです。私の元にも新年らしい問い合わせが届き始めています。

年が変わるタイミングというのは新しいことをはじめるのに最適ですが、同時にこれまでなんとなく続けてきてしまっていたこと、やめ時を見失っていたことなどを見直すタイミングでもあるのだなぁと感じます。

2020年、展示会はコロナの影響で多くが中止になりました。2021年も度々、緊急事態宣言が出される状況だったので展示会が開催されても出展や来場を控える企業が多い1年でした。2022年の後半あたりからようやく回復傾向が見えはじめ、2023年5月にコロナが5類に移行されてからはかつての賑わいが戻ってきたように感じられました。

しかし2023年5月以降の展示会来場者数を丁寧に見て行くと、実はコロナ前の水準まで数字が回復している展示会はあまり多くないのです。全ての展示会を検証したわけではありませんが、多くの展示会のコロナ前比の回復率は75~85%にとどまっています。

これはどういった現象なのでしょうか?

私が思うに、一度コロナでリセットされたのかと。つまりこれまで習慣的に毎年展示会に出展をしてきたけれども、コロナを機に出展をやめてみた企業が、やめたことで起こるメリットとデメリットを比べてみた。すると「やめてもいいよね」という判断にいたった企業が一定数あった、とういうことなのではと思うのです。

現に多くの展示会がコロナ前の来場者数まで回復できない中で、コロナ前と同じくらい回復していたり、それを上回る数字をだしている展示会もあるにはあるのです。そういった“必要とされる展示会”と“やめても良い展示会”に分けられてしまった…。寂しいですが数字が表すのはそういう現実なのでは、と。

そういう意味では今まで惰性で続けてきてしまった展示会をやめることができて良かったと思ている人も中にはいるのだろうと思います。そういった流れを止める力は私にはありません。ただその中でもこれからも展示会を活用して販路開拓をしてみよう!そう思ってくださる企業さんを全力でサポートするだけです。

逆に考えるとコロナを経てそれでも展示会に出展するという決断をされた企業はそれだけ本気で展示会に取り組んでおられると言えますよね。結果的に出展企業の全体の質が上がり、展示会全体のボトムアップになるのであればコロナによるリセットも必要な過程だったのかもしれません。

あなたの展示会の成功をいつも応援しています。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会の来場者数が戻り切らない現実とコロナを機に展示会自体を見直す流れについて思うことを書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。
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