スマートファクトリーJapan出展者個別相談会

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

爽やかな秋晴れの朝。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

理論から実践へ

10月8日(水)は12月に東京ビッグサイトで開催される「スマートファクトリーJapan」にTOKYOビジネスフロンディアとして共同出展される企業さんとのオンライン個別相談会を実施しました。

9月26日のセミナーでは「問題解決型展示会」作り方をお伝えしました。>>セミナーの様子はこちら

今回はそこから一歩先へ。セミナーでお伝えしたことを実践する中で出てきた疑問や迷いにお応えする時間。。各社の状況に合わせた具体的なアクションプランを練り上げる時間となりました。

4つの重要ポイント

今回の相談会で議題に上がった「4つの重要ポイント」は、展示会に出展されるすべての企業にとって、きっとヒントになるはずです。

①チラシとブース構成 ~メッセージに“一貫性”を持たせる~

まず初めに議題に上がったのが「チラシ」と「ブース」という2大ツールの連携です。

そこで重要になるのが、お客様の心に響く「お困りごと解決型」のキャッチコピーをまずチラシで確定させ、そのデザイン、色使い、言葉遣いを、そのままブースに展開すること。これにより、ブース全体に“一貫性”が生まれ、来場者に伝えたいメッセージが明確に伝わるようになります。

②接客戦略 ~“会話の質”を最大化する仕組み~

「当日の接客で、何を聞けばいいのか分からない」「担当者によってヒアリング内容がバラバラになってしまう…」これもよくある悩みです。

その解決策として私がいつも推奨している「接客内容記録シート」の活用をご提案しました。これは、「必ず聞くべき質問項目(お客様の課題・予算感・導入時期など)」を事前にフォーマット化しておくシートです。

これ一枚あるだけで誰が接客してもヒアリングの質が担保され、情報のヌケモレがなくなります。結果として会期後のフォローアップの精度が向上し単なる名刺交換が“質の高い商談”へと昇華するのです。

③SNS活用 ~告知とファン作り~

X(旧Twitter)とInstagramの具体的な活用法についても話し合いました。

  • X(旧Twitter)は速報性が命。展示会の準備風景や、当日のブースの様子などを「#スマートファクトリーJapan」のような公式ハッシュタグを付けてリアルタイムで発信することで、会場内外へのアピールに繋がります。
  • Instagramは、世界観を伝える場。写真やショート動画(リール)で、製品の魅力や会社の雰囲気を視覚的に伝えることで、ファンを育てていくことができます。

④YouTube活用 ~“未来の資産”を作る~

さらに長期的な視点でYouTubeチャンネルの運営も考えておきたいポイント。

「顔出しはちょっと…」と躊躇される方も多いですが、今はアバターや音声合成ソフトを活用すれば、属人化せずに継続的なコンテンツ制作が可能です。製品のデモ動画やお客様の課題解決事例などを動画として蓄積していけば、それは24時間365日働き続けてくれる、会社の“未来の営業資産”になります。

まとめ

今日の個別相談会を経て12月の本番に向けて「何をすべきか」が、かなり具体的になったはずです。

ふわっとした「頑張るぞ!」という気持ちだけでなく「このチラシで、このブースで、このシートを使って、このSNSで発信する」という具体的な計画こそが、展示会成功への確かな羅針盤となります。

12月の東京ビッグサイトではどんなブースが展開されるのか、楽しみです。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。